文:太田安治/写真:南 孝幸
タナックス「スマートライドモニター AIO-5 Play BMW用」テスト&レポート
BMW純正ナビホルダーに簡単着脱&各種操作もハンドルから手を放さずにOK!
ポケットやバッグに入れたスマホとWi-Fi接続し、スマホの落下や浸水、振動による故障を心配せずにナビやSNS、音楽再生、電話などのアプリを使えるのがスマートモニター。
ツーリング用品トップブランドであるタナックスもドラレコ付き、小型モニター仕様などを展開しているが、5インチモニター+ドラレコレスの人気商品『AIO-5 PLAY』を、BMW純正ナビホルダーに対応させた仕様が新しくシリーズに加わった。
BMW純正ナビホルダーはディーラーオプションの『ナビゲーター』の装着が前提で、左スイッチ部のマルチコントローラーにより、ハンドルから手を放すことなく各種操作が行えることが特徴。
ただしナビゲーターは約19万円と高価で、PCを介して専用地図をアップデートする手間もかかる。スマホアプリとは操作も異なるため、アフターマーケット製のBMW専用スマホホルダーを介してスマホを装着しているユーザーが多い。
この『SRS-015P』は「BMW純正ナビホルダーに装着するスマートモニター」なので、慣れているスマホアプリが使えるだけではなく、走行中の車両データを細かく表示させることも可能。ナビゲーターと同じく、ハンドル左側のマルチコントローラーも使用できる。
純正ナビホルダー専用設計だから配線は一切不要で、着脱は10秒以内に行える。純正メインキーでロックするため盗難に遭う可能性は極めて低いだろう。
BMWのR 1250 RSに装着して一週間ほど試したが、ナビアプリが見やすいだけではなく、ノーマルのメーター表示を補完できることも便利。純正ナビホルダーが標準装備、または純正ナビホルダーを後付け可能なBMW車ユーザーには自信を持ってお勧めする。
テスター太田安治の欲張りリクエスト
機能は豊富だが、クッキリした画面とストレスのない反応で操作性に不満はなく、純正ナビゲーターの半額以下という価格も魅力。ただ、大画面スマホに慣れているとモニターが小さく感じる。7インチ程度の大画面で文字表示も大きくなれば老眼ライダーにも優しい。
文:太田安治/写真:南 孝幸