以下、写真・動画・文:関野 温
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みなさんこんにちは、フォトグラファーの関野です。
今回はしまなみ海道編の2回目として、広島県尾道を出発して3番目の島、生口島(いくちじま)から終点の愛媛県の今治までを旅します。
レモンとアートの島、生口島
2番目の島・因島(いんのしま)から、生口橋を渡って生口島に向かいます。
![画像1: レモンとアートの島、生口島](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2024/12/27/18988ef82c4e2fd30f66a4f497ddbf53dc92bc3e.jpg)
ここは斜張橋といって斜めに吊ったケーブルが特徴の橋です。
自動車道路のすぐ横を走るので、驚きがあります。
![画像2: レモンとアートの島、生口島](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2024/12/27/c5cb0f513bff0f585b36da89706ff1823a9528d0.jpg)
![画像3: レモンとアートの島、生口島](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2024/12/27/d4fe61d6a436246bf7b1105d5102d37987b640f0.jpg)
生口島に入りました。
生口島はレモンとアートの島として名をはせています。国産レモンの生産が日本一であるのと、“島ごと美術館”というプロジェクトで、島のあちこちに立体アート作品が点在しているのが特徴です。
走りやすい道が続きます。
![画像4: レモンとアートの島、生口島](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2024/12/27/ad9d232dae2722469bffb03e6f0a5ccefc70464a.jpg)
ちなみに、しまなみ海道は自転車乗りの聖地としても有名です。
道に自転車用の青いラインが引かれていて、ルートがわかりやすくなっています。
![画像5: レモンとアートの島、生口島](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2024/12/27/19dd5ea908311363161d0a666b0c029529e546ed.jpg)
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橋で県境を越える! 大三島へ
しばらく走っていると、多々羅大橋がみえてきました。
![画像1: 橋で県境を越える! 大三島へ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2024/12/27/37d47852c7fd7e001ba9a8e6819d4a36cf6d79bb.jpg)
次の大三島(おおみしま)に行くため、この多々羅大橋を渡ります。
橋は長さは1480mあり、塔の高さは226mあります。
![画像2: 橋で県境を越える! 大三島へ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2024/12/27/61736e42613ab05d853b3d9752cba7816221c7ae.jpg)
ここで県境を越え、広島県からいよいよ四国の愛媛県に入りました。
![画像3: 橋で県境を越える! 大三島へ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2024/12/27/915ee05ba8b5d596deea0653a7f8021f918ac60a.jpg)
しまなみ海道4番目の島、大三島に入ります。
大三島は、しまなみ海道の沿線において最も大きな島で、神の島と呼ばれております。
大山祇(おおやまづみ)神社があったり、道の駅やキャンプ場があります。
本当は1周したかったのですが、時間がなかったので東側の海岸線でショートカットしました。
![画像4: 橋で県境を越える! 大三島へ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2024/12/27/3e5fc4f8c5a12f26bb2b571ac76d08f5deb53939.jpg)
次の伯方島(はかたじま)へ渡る橋は大三島橋です。
海の色が物凄く綺麗ですよね。
![画像5: 橋で県境を越える! 大三島へ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2024/12/27/c4277804a549799d5f92040857d0e04a1601252d.jpg)
この橋はしまなみ海道で最初に作られた橋です。
原付は高速道路の横を走ります。
![画像6: 橋で県境を越える! 大三島へ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2024/12/27/15489ecdb640fda7d91583c2e956d56331215738.jpg)
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は・か・た・の塩、の伯方島
しまなみ海道5番目の島、伯方島(はかたじま)に入りました。
ここはテレビCMでも有名な“伯方の塩”の発祥の地です。
![画像1: は・か・た・の塩、の伯方島](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2024/12/27/8b682e63dbbc0d4239d1ca4e85c035943e956edb.jpg)
メインルートだと次の島まで3kmくらいしかないので、逆側の東側の静かな海岸線を走りました。
小さな漁港など、ひなびた瀬戸内らしい風景が続きます。
![画像2: は・か・た・の塩、の伯方島](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2024/12/27/9eef4b2fd905ad5a442abb4f0aa77088a9ac0160.jpg)
この島には造船所があり、船の大きさ、クレーンの高さに驚かされます。
![画像3: は・か・た・の塩、の伯方島](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2024/12/27/0d661ce9fdb28f83c4cc52ae05500be8ab8e7a9d.jpg)
![画像4: は・か・た・の塩、の伯方島](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2024/12/27/aa9fc6e6da5dffbc9c1a71852c86bd23e2d43601.jpg)
伯方島の南西部の海は非常に潮流が激しい場所です。
瀬戸内の干満差も影響して、船が折れるくらいの流れから“船折瀬戸”と呼ばれる地があります。
![画像5: は・か・た・の塩、の伯方島](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2024/12/27/915886df4a0be8782b1c2e62dc56d3e71c5eda67.jpg)
道からも、川のように速い潮流が見えます。
![画像6: は・か・た・の塩、の伯方島](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2024/12/27/09d33b012515c8189948ab9084c5b5ee7b5090d9.jpg)
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村上海賊ミュージアムがある大島
さて、しまなみ海道の次の大島(おおしま)を目指します。
![画像1: 村上海賊ミュージアムがある大島](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2024/12/27/262568caa2e529bbfff4b5fbcab640f800b86603.jpg)
伯方・大島大橋で向かうのですけれど、実は正確には途中に見近島(みちかじま)という小さな島があります。
ここはバイクだと原付だけが下りられる島ですが、この島は特別に次回紹介します。
![画像2: 村上海賊ミュージアムがある大島](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2024/12/27/d97e71184a5909d29329fd5e0deff35cb045f5a8.jpg)
しまなみ海道6番目の島、大島にやってきました。
ここはかつて日本最大の海賊と呼ばれた村上海賊の本拠地があった島です。
この島も東側の海岸線を走りました。伯方・大島大橋が背後に見えます。
![画像3: 村上海賊ミュージアムがある大島](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2024/12/27/e1e84ff5a8aca456a15c7f252bc0e0d43936e15e.jpg)
伯方島と隣り合う区間は潮流が激しいのですが、やがて静かな海となります。
![画像4: 村上海賊ミュージアムがある大島](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2024/12/27/cc63c7ccba968f8193e37b9f9db91637f659603a.jpg)
しばらくは片側1車線の走りやすい道が続きます。
![画像5: 村上海賊ミュージアムがある大島](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2024/12/27/773b090743c670e421c1a071c963bb14a7f2503a.jpg)
しかし途中から細くなり、島を旅している雰囲気が高まってきました。
![画像6: 村上海賊ミュージアムがある大島](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2024/12/27/75ec665121b75f3efeaf5ad970fec4813b23be63.jpg)
今回は行けなかったのですが、大島には亀老山(きろうさん)展望公園という場所があり、ここからの展望はかなりおすすめです。
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今治へ、しまなみ海道 終点の景色
さあ、いよいよ最後の橋の来島(くるしま)海峡大橋を渡ります。
![画像1: 今治へ、しまなみ海道 終点の景色](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2024/12/27/bf4d72c5977740478539c91a57ebd092fed598af.jpg)
この橋はしまなみ海道で最大規模。大島から終点の今治まで3連で結ぶ吊橋です。全長は4105mあります。
![画像2: 今治へ、しまなみ海道 終点の景色](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2024/12/27/4da3b34b5d4da899aa8dc0d6f08fe4d0c451e6a5.jpg)
![画像3: 今治へ、しまなみ海道 終点の景色](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2024/12/27/cae45192f7d2e7f611013a0749b926dfc551c239.jpg)
途中、実はここにも馬島(うましま)という島があります。
![画像4: 今治へ、しまなみ海道 終点の景色](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2024/12/27/b873733d9992c8774f82ee85a0c96904b692fe22.jpg)
馬島は住人以外、一般車は通れないのですが、なんと原付や、自転車、歩行者はエレベーターで降りることができるのです。ここも次回紹介しますね。
![画像5: 今治へ、しまなみ海道 終点の景色](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2024/12/27/2fab917a8a2f48595e6ea5097db4e54bcf48178d.jpg)
さらに今治を目指します。
![画像6: 今治へ、しまなみ海道 終点の景色](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2024/12/27/ca0e7cdbadf815da8d5ebafcc90c75b2beff8e42.jpg)
ちなみに大島から今治区間は結構長いので、料金が200円かかります。
そして橋を渡り、ここがしまなみ海道の原付道の終点となります。
![画像7: 今治へ、しまなみ海道 終点の景色](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2024/12/27/0705eb50a47d558f5aa095aa2ff11bcd6029edd1.jpg)
広島県の尾道から愛媛県の今治までを走り切りました。
![画像8: 今治へ、しまなみ海道 終点の景色](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2024/12/27/6a4e9d187a052415d7d38a0518fde8244a7cf221.jpg)
原付道だと、尾道から今治まで、寄り道をせずストレートで行った場合、おおよそ70kmくらいあります。
ただ、やっぱり色々寄り道したいですよね。
なので、楽しみたい人は2日間くらいかけて、しまなみ海道を旅するのが良いのかなと思います。
次回は原付ならではの特典で、バイクだと原付でしか行けない見近島と馬島を紹介します。
ちなみに今回、載せきれなかったものは動画で紹介しています。ぜひご覧ください。チャンネル登録もぜひ、よろしくお願いします。
旅って本当に良いですよね。
写真・動画・文:関野 温
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関野 温(せきの あつし)|プロフィール
バイク雑誌などで写真を撮る傍ら、ライフワークとして旅の風景写真を追いかけるフォトグラファー。ごく普通の軽自動車ホンダライフにモンキーバハを積み込んで、日本各地をさまよい続ける。モツと牛すじが大好き。