以下、写真・動画・文:関野 温
▶▶▶click!動画はこちら、4K映像でこの旅の模様をご覧いただけます(撮影:関野 温)
みなさんこんにちは、フォトグラファーの関野です。
前回、前々回に続いて今回も本州と四国をつなぐ、しまなみ海道を旅します。
しまなみ海道は3つある「本州四国連絡橋」のうちの1つで、一番西側のルートになります。他の2つと比較して特徴的なのが125㏄未満の原付も専用ルートを使って走れるということです。
そしてその原付専用ルートでなければ行けない島が2つあります。
これが非常に面白いので、紹介したいと思います。
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無料キャンプ場がある「見近島」
まずは広島県尾道から数えて5番目の伯方島(はかたじま)と次の大島(おおしま)の間にある島、見近島(みちかじま)です。
ちょうど伯方・大島大橋の橋脚部にある島で、車や軽二輪以上のバイクが通る高速道路からは下りられません(緊急車両等は除く)。
見近島には、原付バイク、自転車、徒歩でしか立ち入ることができないのです。
なので原付パラダイスなんですね。
伯方・大島大橋を渡ると、途中に入口が現れます。
結構小さな看板なので、見逃さないように。
そこから公園の歩道のような道を下りていきます。
下り切った先には、キャンプ場があります。
ここのキャンプ場は無料で予約も不要なので、原付でしまなみ海道を走る方はここをベースとしても良いのかもしれません。
まさに原付バイク乗りの聖地ですね。
ちなみにキャンプ場より先に道がまだあるので、さらに進んでみると……
最後は伯方・大島大橋の橋脚部の広場にたどり着きました。
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原付と一緒にエレベーターで入島できる「馬島」
しまなみ海道にはもうひとつ、忘れてはいけない、原付特権の場所があります。
それは馬島(うましま)です。
馬島はしまなみ海道で一番四国側にある、来島海峡大橋の途中にあります。
この島は地元の住民や許可車以外は高速道路からアクセスできないのですが、原付、自転車、歩行者は下りることができます。
しかも、入島方法はエレベーターなのです。
エレベーターで原付と一緒に下りていきます。
しまなみ海道の道路階は4階。結構高いので下りるのに時間がかかります。
エレベーターを使って、馬島の地上に降り立ちました。
ここから馬島を走ります。
ちょうど橋脚部あたりなので、建造物のデカさに驚かされます。
馬島は周囲3.7kmの小さな島で、住人も10人ほど。住居があるのですが、こちらは立ち入り禁止です。
なので海岸線を探索します。
ちょうど港があり、ここからの来島海峡大橋の眺めは圧巻です。
島の南端には馬島神社や灯台があります。
またグランピングができる施設などもあります。
小さな島なので、バイクならすぐに回れます。
さて今回のしまなみ海道の旅はここで終了します。
しまなみ海道は、ほかにも近くに島がたくさんあり、船で渡ってルート外の島へと渡るとか、いろいろ楽しめると思います。
ぜひ行ってみてはいかがでしょうか。
旅って本当に良いですよね。
写真・動画・文:関野 温
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関野 温(せきの あつし)|プロフィール
バイク雑誌などで写真を撮る傍ら、ライフワークとして旅の風景写真を追いかけるフォトグラファー。ごく普通の軽自動車ホンダライフにモンキーバハを積み込んで、日本各地をさまよい続ける。モツと牛すじが大好き。