冬の寒さと『しんどいバイク』にへこたれ気味……
季節は冬真っ盛り! 早朝にはクルマやバイクが凍りついております。
ここまで寒いとさすがに私(北岡)もバイクに乗る機会が減るというもの……先日に乗ったGSX-R125との過酷な修行でちょっと満足してしまった感も手伝って、すこしバイクから(3週間くらい)離れていました。
ところで当サイト『スズキのバイク!』を楽しんで頂けている皆様は牛肉はお好きでしょうか?
私は好きです。
それはもう悲しくなるほどに……愛していると言っても過言ではないでしょう。
これは、そんな私が『そろそろバイク乗らなきゃ錆びちゃうな……』なんて思っていた時のお話です。

※2025年も忙しく仕事をしています
例によって就労時間内にネットサーフィンを楽しんでいた……いや、真剣に企画を考えていた時のこと。
某三重県の観光案内サイトに漂着した私がそこで目にしたものは『質の高い松阪牛を500円以下で食べることができるリーズナブルなメニューもある』という衝撃の文言でした。
なんだと……松阪牛が500円以下?
いやでもお店は三重県か……この真冬にバイクでしんどい思いをするのはちょっとなぁ……この前のGSX-R125の時なんてめちゃくちゃ寒かったし。

しかし、時すでに遅し。
私の脳内は既に松阪牛一色に染め上げられていました。
だけど疲れるのはイヤだし、寒いのもイヤだし……真冬でも東京から三重まで快適に走れるバイクかぁ……

Vストローム1050系かGSX-S1000GX、もしくはGSX-S1000GTあたりをスズキさんからお借りすれば余裕かな……いやでも、今はそうじゃないんだよなぁ。
なんというか、先日のGSX-R125で『修行のような気分』はもうお腹いっぱい。贅沢極まりない話ですが、もっとこう……何も考えずのんびり走りたい。そういう時ってありません?
そんな中で『コレしかない!』と私の心に刺さったのは……

これでした。
『都会の男』を意味するバーグマンシリーズの最上位モデル『バーグマン400』です。
まさかの400ccビッグスクーター!
今さらビッグスクーターなんて……
みなさまもご存じのことでしょうが、過去に栄華を極めたビッグスクーターブームはとうの昔に終焉しており、過去には各メーカーが出していた色んなモデルも次々と生産終了の運びとなっています。
しかし、スズキは国産唯一400ccのビッグスクーターをラインアップし続けています。
その理由はなぜか?

このバイク、バーグマン400が欧州で非常に人気モデルだからです。
それもスクーターではなく『タンデムでロングツーリングできるGTマシン』としての需要が高いらしい……海の向こうでバーグマン400はガチのツーリングバイクなのです。
そして、その実力を私(北岡)は過去に何度も経験しています。
周囲を見回せば大型バイククラスにも(他メーカーなどで)スポーティなビッグスクーターなどが展開されていますが、今回の『のんびりツーリング』においてはバーグマン400に軍配が上がります。
なぜってこのバイクこそが、スズキの現行バイクラインアップの中で『最も穏やかなキャラクター』だから。ハンドリングもエンジン特性も、すべてがツーリングにジャストフィット!
ということでスズキさんからバイクをお借りして……

いざ、松阪牛!
待ってろよ、500円以下の松阪牛とやら。
ちなみに出発時の気温は……

マイナス1度か。今日は温暖だな。
先だってGSX-R125で経験したマイナス3度に比べれば蚊が刺したほどでもないわ。
(下に続きます)
天気は快晴。東京(※出発はモーターマガジン社)から三重県松阪市までの距離は地図アプリで片道433km。表示されている所要時間は約5時間30分。
これひょっとしたら日帰りでいけるんじゃ?
ということで、ちょっと気軽なランチに行ってきます!
そうして走り出して2秒で直感したことは……