松阪牛が500円以下で食べられるメニューがある。そうと聞いては行ってみるしかないのだが……往復でざっと1000kmくらいあるんだよなぁ。

400ccで1日1000km走れるバイクは数少ない

真冬にしんどい思いをするのは嫌だなぁ……と思いつつも、ジャストフィットするバイクのことを思い出して、早朝に東京を出発。三重県松阪市にあるお店のランチタイムを狙って走り出す!

距離は片道433km。往復で966km……まぁ、だいたい1000kmです。

これくらいの距離になると、正直なところ大型バイクでも日帰りで達成できるバイクは絞られます。なので大排気量ツアラーが筆頭候補なのですが、今回は400cc!

スズキの隠れツアラー『バーグマン400』で行って……帰ってこれるのか?

画像1: 400ccで1日1000km走れるバイクは数少ない

でも私(北岡)は走り出して2秒で思いました。たぶんいけるわ、コレなら。

乗った瞬間というか走り出した瞬間から何もかもが優しくて……思わずヘルメットの中で『あぁ……ラクだこれ~』とつぶやいてしまいました。

なにが良いってパワーフィーリングです。

画像2: 400ccで1日1000km走れるバイクは数少ない

アクセルオンでも乱暴に加速しない。フワッと優しく加速する。迫力の加速をしてくれるバイクは楽しいんだけど、ロングツーリングとなると話が変わってきますので。

あとは全スズキバイクラインアップ(大型バイク含む)の中で、もっとも穏やかなハンドリングは運転することに気を使わない。

本当に直感しました。これなら日帰り1000kmいけるな、と。

しかも!

画像3: 400ccで1日1000km走れるバイクは数少ない

寒くないっ!

バーグマン400のウインドプロテクション性能は相当にレベルが高いです。正面からの走行風は基本的に下半身も含めて全部カット! フロントのフェアリング形状 のおかげか「手に当たる風」も軽減されているように感じます。

通常だと正面からの風がつらいのがバイクですがエアロダイナミクスが優れすぎていて、逆に身体の側面を撫でていく風が気になるほどでした。そんなこと普通は思わないのに……

無限に『日本の』高速道路を走れる理由

しかし、なにせ距離はあるので早々に都内を後にして出発。高速道路に飛び乗ります。

改めて思った……

バーグマン400って『日本の高速道路』にピッタリすぎる!?

画像1: 無限に『日本の』高速道路を走れる理由

日本の高速道路の法定速度、今回の行程だと新東名高速の時速120km区間も含めてですが、そのスピードをキープするのが『ごく自然』にできるんです。

250ccとは違う400ccの余裕とも言えますが、バーグマン400のエンジンは『もしや日本の高速道路に特化したエンジン特性にアジャストされてるのでは?』と、ありえない想像をしてしまうほどに時速100km前後がしっくりくる。

画像2: 無限に『日本の』高速道路を走れる理由

しかも乗り心地が大型ツーリングバイクも真っ青に極上レベル。体力気力の充実した出発時ということもありますが、ハッキリ言ってぜんぜん疲れないので給油以外にサービスエリアに入る必要性を感じません。

ペースがまったく落ちないんです。コンスタントに距離を伸ばしていけて『1時間でこれくらいは走れるな』といった時間の計算がしやすい。おかげで無理をせずに走っていけました。

ただ、冬のロングツーリングっていうのはやっぱり甘くない!?

画像3: 無限に『日本の』高速道路を走れる理由

あれよあれよと伊勢湾岸道路を超え、三重県も目前といったタイミングで雲行きがどんより怪しく。さっきまで快晴だったのに。

そういえば目的地の天気予報を見てなかったナァ……真冬だからずっと晴れだろ!くらいの気持ちでいました。迂闊。

画像4: 無限に『日本の』高速道路を走れる理由

そして……やっぱりきたーっ!?

雨っていうか、軽くみぞれ混じり。鈴鹿山脈から雪が飛んできてるのかなぁ……なんて思いつつ歩を進めます。

それでもあまり寒さを感じさせないバーグマン400が驚異的。優れたウインドプロテクションのおかげで小雨程度はほとんど気になりません。というか路面がフルウェットになるくらいは降ったんだけど、下半身がまるで濡れていないことに後で驚きました。さすがビッグスクーター(笑)

画像5: 無限に『日本の』高速道路を走れる理由

フタを開けてみれば、実にあっけなく松阪インターに到着。

ここまで420kmちょい走ってきたはずなのに……おそろしいなバーグマン400。排気量400cc以下でこれほど疲れずに400km以上の距離を走れるバイクは、私の経験の中でも片手で数えられるほどしか知りません。

(下に続きます)

しかも給油くらいしか停まってないので所要時間は5時間ちょい。朝に東京を出て三重県松阪市に辿り着いて……まだ午前11時って。

なにはともあれ『500円以下の松阪牛』は既に目と鼻の先です。

時は熟した……いざ往かん!

しかし……この時の私は食後の会計時に戦慄することをまだ知らない……

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