セパハン+フルカウルだけど圧倒的に身体に馴染む!
2024年1月末にリリースされたスズキのフルカウルスポーツモデル『GSX-8R』。
兄弟モデルの『Vストローム800 / DE』、『GSX-8S』からやや遅ればせながらの参戦となりましたが、スズキのスポーツバイクのニュースタンダードとして早速地位を築きつつある模様。
「GSX-R」シリーズのDNAを受け継ぐアグレッシブなスタイリングの車体に最高出力80PSを発揮する直列2気筒エンジンを搭載したセパハンフルカウルスポーツバイク……。
現物を見なくてもワクワクしてしまうようなマシンだ!
今か今かと待ち望んでようやく試乗の機会をゲット!
……と思ったら生憎、前日降った雨で路面コンディションは微妙なカンジ。
天気ばかりは仕方ないので、諦めて早速試乗開始!
はじめに『GSX-8R』に跨ってきっと誰もが感じるのが多分コレ。
セパレートハンドル……?
そう、『GSX-8R』はセパレートハンドルを採用しているのですが、そのハンドルはかなり特徴的で、トップブリッジにマウントされたハンドルの位置は高く、幅広かつ、かなり手前にオフセットされています。
事前情報で見た時は「なんぞこのハンドル……」なんて思いたのだけれど、実際跨ってみるとかなり前傾姿勢が弱く、スッと身体がフィット。
戦闘的なスタイリングからは想像できないような馴染みやすさがあります。
実際走り出してからも「いつも乗ってるバイク」みたいな感覚で操縦できてしまい拍子抜け?
ネイキッドバイクに近いポジションの『GSX-8R』は乾ききらない路面の上でも想像以上に安心してバイクを操作することができます。
小回りやUターンなんかもお手の物です!
今回の試乗は終始このハンドルの恩恵やパフォーマンスに感嘆する流れとなるのですが、そのメリットについては順を追って!
市街地での快適なライディングにはエンジンも大きく貢献していました。
低中回転からトルクフルな特性の775ccパラレルツインエンジンのパワフルなパフォーマンスは『GSX-8S』や『Vストローム800』の試乗で体験していますが、発進から非常にスムーズで、軽くスロットルを開けるだけでストレスなく車体が前に進んでいきます。
Aモードは慣れないうちは強力すぎに感じるほどですが、モードセレクターを搭載した『GSX-8R』はコンディションに合わせて出力特性を変更できるので、その点も市街地での快適性向上に繋がっていました。
特にウェットコンディションだったこの日はCモードに大きく救われました……。
ハンドル位置とスリムな車体によりシート高810mmという数値よりも足つきはずっと良好に感じ、身長174cmの私(石神)でカカトまでしっかり接地。
重量は205kgと大型バイクとしては軽量な部類で、かつ車体もかなりコンパクトなため、取り回しもしやすかったように思います。
市街地における走行ではストレスがほとんどなく、4、50分ほどかかる通勤の道のりも非常に快適!
『GSX-8R』は今まで試乗したフルカウルスポーツの中では(小排気量のモデルを含めても)群を抜いて市街地での快適度が高く感じました!
(下に続きます)
スポーティーな外観や強力なエンジンに反してあまりに馴染みやすいことから全くはじめて乗る感じがしないんだけれど……
……そりゃそうだ、はじめてじゃないんだもん!
そういえば以前「スズキ北川ライディングスクール」に参戦した時に乗ってたわぁ……。
なんという鳥頭。もとい記憶力の無さでしょう。
普通忘れるか?こんな濃い体験を⁉
でも、それにしたって『GSX-8R』がかなり親しみやすいバイクであることは間違いありません!
そういった部分を次回以降はお伝えしていこうと思います……!
To be continued……