いよいよプレシーズンテスト、スタート!

1月31日から2月2日にかけて、いよいよ2025年のプレシーズンテストが始まりました。この3日間のセッションは「シェイクダウン」と呼ばれ、各メーカーのテストライダーとルーキー、さらにホンダとヤマハは「コンセッション」(=優遇措置)を受けて、レギュラーライダーの参加も許されるテストです。

画像: ドゥカティLenovoチームは#63フランチェスコ・バニャイアと#93マルク・マルケスのコンビ 史上最強の呼び声も高いドゥカティファクトリーチームです

ドゥカティLenovoチームは#63フランチェスコ・バニャイアと#93マルク・マルケスのコンビ 史上最強の呼び声も高いドゥカティファクトリーチームです

画像: グレジーニレーシングMotoGPはルーキーの#54フェルミン・アルデゲルと#73アレックス・マルケス

グレジーニレーシングMotoGPはルーキーの#54フェルミン・アルデゲルと#73アレックス・マルケス

画像: ペルタミナ・エンデューロVR46レーシングチームは#21フランコ・モルビデリと#49ファビオ・ディ・ジャナントニオ

ペルタミナ・エンデューロVR46レーシングチームは#21フランコ・モルビデリと#49ファビオ・ディ・ジャナントニオ

マレーシア・セパンサーキットで行なわれるそのテストを前に、各チームともそれぞれ今シーズンのチーム体制を正式発表。ドゥカティ3チーム、アプリリア2チーム、KTM2チーム、ヤマハ2チーム、ホンダ2チームの、計11チーム22名のラインアップが発表されました。

画像: KTM RC16はファクトリーチーム、サテライトチームとも同じカラーリングに

KTM RC16はファクトリーチーム、サテライトチームとも同じカラーリングに

画像: 左からファクトリーチームの#37ペドロ・アコスタ、#33ブラッド・ビンダー、サテライトチームの#23エネア・バスティアニーニ、#12マーベリック・ビニャーレス アコスタ、少年っぽさが消えて精悍な顔つきに!

左からファクトリーチームの#37ペドロ・アコスタ、#33ブラッド・ビンダー、サテライトチームの#23エネア・バスティアニーニ、#12マーベリック・ビニャーレス アコスタ、少年っぽさが消えて精悍な顔つきに!

2025年に関しては、ルーキーが小椋藍(トラックハウス・アプリリア)サムキアット・チャントラ(LCRホンダIDEMITSU)フェルミン・アルデゲル(グレジーニレーシング・ドゥカティ)の3名で、メーカースイッチがドゥカティ→アプリリアのホルヘ・マルティン&マルコ・ベッツェッキ、アプリリア→KTMのマーベリック・ビニャーレス、ドゥカティ→KTMのエネア・バスティアニーニ、ドゥカティ→ヤマハのジャック・ミラー、アプリリア→ヤマハのミゲル・オリベイラの6人となりました。
大きなニュースとしては、ドゥカティサテライトのプラマックレーシングがヤマハ陣営に加入し、4チーム8人だったドゥカティ勢が3チーム6人となり、1チームのみだったマハ勢が2チーム4人になった、というところでしょうか。

画像: ついにアプリリアがゼッケン1をつけて参戦! アプリリアレーシングのライダーはファクトリーチームに2024年チャンピオンの#1ホルヘ・マルティンと#72マルコ・ベッツェッキ

ついにアプリリアがゼッケン1をつけて参戦! アプリリアレーシングのライダーはファクトリーチームに2024年チャンピオンの#1ホルヘ・マルティンと#72マルコ・ベッツェッキ

画像: トラックハウスMotoGPチームから参戦の#79小椋藍と#25ラウル・フェルナンデス 小椋のレザースーツを製作するクシタニによると、マシンとツナギのカラーリングは開幕戦で本番カラーになるとのこと

トラックハウスMotoGPチームから参戦の#79小椋藍と#25ラウル・フェルナンデス 小椋のレザースーツを製作するクシタニによると、マシンとツナギのカラーリングは開幕戦で本番カラーになるとのこと

もちろん、中上貴晶がフルタイムライダーからテストライダーとなったことで、新たにMotoGPクラスに昇格した小椋藍が、日本人唯一のMotoGPライダーとなったことも大きなニュースですね。

画像: ついにホンダのGPマシンから「REPSOL」のロゴがなくなってしまいました #36はジョアン・ミル、#10はルカ・マリーニのマシンですね

ついにホンダのGPマシンから「REPSOL」のロゴがなくなってしまいました #36はジョアン・ミル、#10はルカ・マリーニのマシンですね

ホンダの新しいニュースとしては、ファクトリーチームのメインスポンサーがレプソルでなくなり、正式チーム名をホンダHRCカストロールに改称。サテライトチームは引き続きLCRホンダのまま、ヨハン・ザルコがカストロールの、サムキアット・チャントラがIDEMITSUの支援を受けます。
けれどホンダはチャントラ以外、コンセッションを受けてレギュラーライダーが参加できるシェイクダウンを体制発表会のために欠席。うーむ、この時期に走行時間を稼いでおかないといけないはずなのに……。なにか考えがあるんでしょう、きっと!

画像: ワークスチームに#20ファビオ・クアルタラロと#42アレックス・リンス組 テストではファビオのゼッケンがグリーンに替わっていましたね

ワークスチームに#20ファビオ・クアルタラロと#42アレックス・リンス組 テストではファビオのゼッケンがグリーンに替わっていましたね

画像: primaのメインスポンサーごとヤマハ陣営にスイッチしてきたプラマックレーシング #43がジャック・ミラー、#88がミゲル・オリベイラのマシンです

primaのメインスポンサーごとヤマハ陣営にスイッチしてきたプラマックレーシング #43がジャック・ミラー、#88がミゲル・オリベイラのマシンです

ヤマハは前述のようにサテライトチームを加えての2チーム4人体制に戻り、基本的に同じファクトリ―スペックのマシンを4台用意しているようです。ヤマハがセカンドチームと呼ぶサテライトチームには、これまで長年ドゥカティを使用してきたプラマックレーシングが加入し、ジャック・ミラーミゲル・オリベイラがライダーに。おっと、ジャックはこれでホンダ→ドゥカティ→KTM→ヤマハと4メーカー目のマシンでのグランプリ参戦となりますね。

次回、いよいよ始まったプレシーズンテストの模様をお送りしますね。

写真/motogp.com 文責/中村浩史

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