これまで巡った神社の数は1万5000社を超える神社ソムリエの佐々木優太が、バイク好きのゲストにぴったりの神社へご案内するこの連載。今回は桐島ローランドさんが登場! 2024年8月にライフスタイル・カフェ「Felicity Cafe」をオープンした桐島さんと、神奈川県葉山の総鎮守を訪れました。
まとめ:斎藤ハルコ/写真:井上 演
※神社境内での撮影は、特別な許可を得ています。
※この記事は、月刊『オートバイ』2025年3月号に掲載したものを一部編集して公開しています。

今回のゲストはマルチクリエイターの桐島ローランドさん

画像: 今回のゲスト 桐島ローランドさん 1968年横浜生まれ。フォトグラファー・3DCGエバンジェリスト。1991年にニューヨーク大学芸術学部卒業後、フォトグラファーとしてのキャリアをスタート。さまざまなクリエイティブワークを手掛ける。2007年にバイクで初参戦したパリ・ダカールラリーを完走。2014年に日本初のフォトグラメトリースタジオ株式会社AVATTAを設立。2019年から国内大手IT企業の取締役。 ▶▶▶桐島ローランドさんのインスタグラム、Facebookをチェック!

今回のゲスト
桐島ローランドさん

1968年横浜生まれ。フォトグラファー・3DCGエバンジェリスト。1991年にニューヨーク大学芸術学部卒業後、フォトグラファーとしてのキャリアをスタート。さまざまなクリエイティブワークを手掛ける。2007年にバイクで初参戦したパリ・ダカールラリーを完走。2014年に日本初のフォトグラメトリースタジオ株式会社AVATTAを設立。2019年から国内大手IT企業の取締役。

▶▶▶桐島ローランドさんのインスタグラムFacebookをチェック!

画像: 桐島ローランドさんの愛車 YAMAHA Ténéré700

桐島ローランドさんの愛車
YAMAHA Ténéré700

2019年にニューモデルとして登場したテネレ700を、発売後すぐに購入。前後オーリンズ、純正パフォーマンスダンパー、ヘッドライトガードなどを装着したラリー仕様で「ロードバイクはピカピカにするけど、オフロード車は汚れても一切洗車はしない!」と桐島さん。

画像: 「Felicity Cafe」のガレージに保管されている、2007年にパリ・ダカール完走を果たしたヤマハ・WR450Fラリー仕様。2007年はアフリカ大陸で開催された最後の大会だったそうです。

「Felicity Cafe」のガレージに保管されている、2007年にパリ・ダカール完走を果たしたヤマハ・WR450Fラリー仕様。2007年はアフリカ大陸で開催された最後の大会だったそうです。

画像5: マルチクリエイター・桐島ローランドさんとゆくバイク旅【神社ソムリエ・佐々木優太の開運ツーリング】

神社ソムリエ

佐々木優太

愛車:ハーレーダビッドソン・XL1200NS

参拝した神社は1万5000社以上、受けた御朱印は4400を超える。ラジオパーソナリティーやテレビMCとして活躍し、神社にまつわる執筆や講演もしています。

YouTubeチャンネル:神社ソムリエのあやかりチャンネル

画像6: マルチクリエイター・桐島ローランドさんとゆくバイク旅【神社ソムリエ・佐々木優太の開運ツーリング】

桐島ローランドさんの目標・お悩み

目標:カフェを成功させること!

お悩み:健康に多少課題あり……

革新的マルチクリエイターが次に手掛けたのは「カフェ」

僕、佐々木優太が、全国の神社を参拝して得た知識や経験を活かした〝神社ソムリエ〟として、ゲストのお人柄や願い、目標に合う神社へご案内するこの連載。今回のゲストは、フォトグラファー、3DCGエバンジェリストの桐島ローランドさんが登場してくれました。

〝ローリー〟の愛称で親しまれている桐島さんは、フォトグラファーとして国内外で幅広い活躍をしており、2014年には日本で初めて、2次元の写真を使って3DCG(3次元のコンピューターグラフィック)を作る「フォトグラメトリー」スタジオを設立。現在は国内大手IT企業で、生成AIを使った創作事業に取り組むなど、革新的なクリエイティブ活動を続けています。

バイク好きとしても知られ、30歳の頃には趣味の城巡りのためにバイクで日本一周を達成。2005年のラリーモンゴリア完走、2006年のファラオラリー完走を経ての挑戦となった2007年のパリ・ダカールラリーでは、初出場にして見事完走を果たしました。

2024年8月には、新たな挑戦として神奈川県葉山町でライフスタイル・カフェをスタートさせたローリーさん。せっかくなので今回は、神社参拝後にローリーさんプロデュースの「フェリシティ・カフェ」を訪ねることに。こだわりとセンスが詰め込まれた素敵な空間で飲むスペシャルなコーヒーは、格別のお味でした!

ツーリングの目的地は神奈川県の森戸大明神

森戸海岸の岬に建つ葉山の総鎮

森戸海岸の南端に位置する海辺に佇む神社で、治承4年(1180年)に鎌倉幕府を開いた源頼朝公により創建されました。静岡県の三嶋明神を深く信仰していた頼朝公は、その加護により見事天下を治めたことへ謝恩を表し、鎌倉に近い葉山の地に三嶋明神の分霊を勧請したとされます。御祭神はオオヤマツミノミコトとコトシロヌシノミコトの二柱。境内社には珍しい「おせき稲荷社」があり、咳止めや病気平癒の御神徳があるとされることからコロナ禍に大きな注目を集めました。

画像7: マルチクリエイター・桐島ローランドさんとゆくバイク旅【神社ソムリエ・佐々木優太の開運ツーリング】

\ 桐島ローランドさんだから /
おすすめの3つの理由

1.ちがう土地に由来する御神木と境内社がある
→葉山に移住して作ったカフェの成功に繋がる

2.海の神様と山の神様の両方をお祀りする神社
→カフェに多様な場所から人が訪れるよう祈願

3.神社の対岸には古くからの「みそぎ」の場が
→「みそぎ場」の海岸でリセットして健康に!

新しい場所での新しい挑戦に良きあやかりがありますように

ローリーさんは2023年、葉山へと拠点を移しました。お母様(エッセイストの桐島洋子さん)が育った町であり、現在はお姉さん(モデルの桐島かれんさん)夫婦も住んでいる葉山は、なにかと不思議な縁がある土地だと言います。

そんなローリーさんをご案内したのは葉山の総鎮守である森戸大明神。すでに何度も参拝に上がったと聞いていましたが、僕にはあえて、ご案内したい理由がありました。まず、海に面した神社は海の神様をお祀りすることが多い中、森戸大明神は境内に海の神様も山の神様もお祀りしている珍しい神社なこと。

加えてその山の神様も、御神木の「飛柏槇(ひびゃくしん)」も、遠い場所からこの地に根付いたと伝承されています。そこにあやかり、新しく移り住んだ土地で始めたカフェに、海からも山からも多方面からお客さんが集まればと考えたのです。

ローリーさんにとっては、神社が面している海はマリンアクティビティのSUP(サップ)を楽しんでいる海であり、神社の東側にある森戸海岸の「みそぎ場」は、毎年夏になると友人たちと集まる海の家がある場所だったと言います。

ですがご案内した後は、「よく知ってる神社と海にたくさんのエピソードがあると知ったら全然視点が変わって、すごく刺激を受けました」と、神社ソムリエ冥利に尽きるお言葉をいただけました。


★参拝ではココに注目!

1.富士山と鳥居が海に並ぶ絶景!

画像1: ツーリングの目的地は神奈川県の森戸大明神

社殿の裏手へまわると、「かながわの景勝50選」にも選ばれた富士山と江の島を一望できる絶景の磯辺に出ます。左手にある沖合700mに浮かぶ小さな島「名島」に建つ赤い鳥居は、森戸大明神ではなく、島にお祀りされている小さなお社「森戸龍神宮」の鳥居です。


2.源頼朝公と縁ある樹齢800年の御神木

画像2: ツーリングの目的地は神奈川県の森戸大明神

社殿裏手には、小さな山王日吉(さんのうひえ)神社が鎮座しています。海に面した神社の境内に、海の神様(龍神宮)と山の神様(日吉神社)が一緒にお祀りされるのはかなり珍しいこと。

山王日吉神社の傍らには三嶋から若木が飛んできたと伝わる御神木が岸壁に根付き、神社手前の「みそぎ橋」から海浜へ渡ると、海上に乗り出す古木の全形が見えます。


3.クリエイティブへの御神徳も

境内社の水天宮は子宝の御神徳で知られる神社。クリエイティブを生み出すアイディアや、商売を始めることも「子供」と解釈できるので、何かをスタートしたい人は撫でると子宝を授かるという「子宝の石」の御神徳にあやかりましょう。

森戸大明神の御朱印

画像13: マルチクリエイター・桐島ローランドさんとゆくバイク旅【神社ソムリエ・佐々木優太の開運ツーリング】

通常の御朱印のほか限定御朱印も頒布。巳年の2025年は境内社の姫神社の御祭神・弁天様の使いがヘビであることにちなんだ切り絵御朱印を限定数で授与しています。

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