史上初のオートバイによる北極点・南極点到達、チョモランマ(エベレスト)世界最高高度6005m達成、パリ・ダカールラリー二輪部門への日本人初挑戦など、これまで数々の挑戦を成し遂げてきた風間深志氏が、初めての日本一周ツーリングに挑みます。今回からはついに最終章に突入、小倉を出発し日本海側を北上し出雲へ

ホンダ アフリカツインと挑む最終章! まずは小倉から出雲へ

日本本土16極点巡りを達成した日から約6か月、僕はまた旅の空の下にいる。本州は主に太平洋沿岸と四国を経由して南下したので、日本海側はまだ走っていない地域が結構あるのだ。

ということで、今日僕は九州の小倉を出発した。無事に2500㎞先にある青森へ辿り着けば、晴れて「日本一周」の達成となる。

小倉からは、ここまで共に走ってくれたBMW R1250GSアドベンチャーからホンダ CRF1100Ⅼアフリカツインへとバトンタッチして旅を続ける。ジーエスは非の打ちどころのない素晴らしいマシンで、最後まで一緒に走りたかったが、足が不自由な僕にとってアフリカツインが採用するDCTは他に代えがたいメリットがある。そんなことを考えていたら、幸運にもDTC搭載のアフリカツインを借用できることになり、早速、日本一周ツーリングに駆り出した。

またしても横須賀からフェリーで新門司港へ。初日は薄曇りのスタート。だが気温は23℃と少々ムシ暑い。朝8時に宿を出発し、国道199号線を美しい小倉の海を左手に見ながら走り、九州と本州を結ぶ関門橋へ向かう。まずはここから絶景で知られる山口県下関市の角島(つのしま)へ。
角島の名前の由来は、島内の2つの岬が角のように見える……からなのだとか。島へ延びる橋と青空、そして透明度が高いエメラルドグリーンの海のコントラストがじつに美しい。

そこから国道191号で吉田松陰ゆかりの山口県「萩」、日本遺産のまちの島根県「益田」、沿岸の風景が美しい「浜田」を経て、本日のゴール、日本神話のふるさと「出雲」に到着。途中で大きく道に迷ったこともあって、トリップメーターには382㎞と、なかなかの数値を示していた。

アフリカツインの感触も上々で、ドドドッというサウンドと俊敏な加速がじつに小気味よく、しなやかでスムーズなコーナーリングが日本の旅にすごくフィットする。いかにも日本の原風景! といった趣ある日本海の田舎道に、北アフリカはメルズーガ砂漠を舞台にして開発されたアフリカツインが最高にマッチするというのは何とも不思議で面白い。燃費も23km/lと、パフォーマンスを考慮すれば決して悪くないもの。今後の旅がさらに楽しみになってきた。

画像1: 風間深志73歳、人生初の日本一周ツーリングへ Vol.17 最終章 小倉〜出雲編
画像2: 風間深志73歳、人生初の日本一周ツーリングへ Vol.17 最終章 小倉〜出雲編
画像3: 風間深志73歳、人生初の日本一周ツーリングへ Vol.17 最終章 小倉〜出雲編
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