車体ベースを共有した兄弟モデルとしてラインナップされるヤマハのネイキッドスポーツ『MT-25』と『MT-03』。排気量が近くスタイリングに差がほとんどない2台故にバイク選びで悩む方もいるかも?2021年モデルでそれぞれのメリットを分析したインプレッションを紹介します!
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ヤマハ「MT-03」「MT-25」比較インプレ! 排気量の差がもたらすちがいと、おすすめの選び方を解説

YAMAHA MT-25 ABS / MT-03 ABS(2021)

画像: MT-25 ABS 2021

MT-25 ABS 2021

画像: MT-03 ABS 2021

MT-03 ABS 2021

排気量320ccのヤマハ「MT-03」と249cc「MT-25」。この2機種の購入を検討されている方は「どちらにすべきか?」と必ず悩むのではないだろうか。車両価格や車検の有無も重要なことだが、乗り味も大きく異なる。ここでは、走行性能という観点から2台のおすすめの選び方を解説しよう。

文:太田安治/写真:南孝幸、森浩輔
※この記事は2021年3月6日にwebオートバイに公開されたものを再構成した記事です。

スポーティさ重視ならMT-25、扱いやすさならMT-03

画像: スポーティさ重視ならMT-25、扱いやすさならMT-03

ヤマハ「MT-25」と「MT-03」のエンジンは、このクラスではオーソドックスな並列2気筒。中回転域からトップエンドまで一気に伸びていく180度クランクらしいスポーティさと、ライバル車に比べて低回転域で穏やかに力強く反応する特性が特長だ。

先代のMT-25/03はこのパラツインエンジンのややガサ付いた振動が気になったが、ハンドル位置が高くなってハンドルで支える上体の荷重が減ったためか、まったく気にならなくなったことも新型(2020年モデル以降)のうれしい進化のひとつだ。

画像: MT-25 ABS

MT-25 ABS

MT-25は7000回転あたりからパワーが盛り上がり、11000回転以上まで軽々と回る。この約4000回転のパワーバンドをキープすれば、走りはMT-03よりも確実にエキサイティング。スポーツライディング重視ならMT-25がお薦めだ。

一方、MT-03のエンジンは、MT-25のシリンダーボアを8mm広げた320cc。その差70ccだが、約30%の排気量アップ。言うなれば1000ccと1300ccの差なのだから、動力性能に明らかな差があるのは言うまでもない。まして、低中回転域を多用するストリートでは力の厚みがまるで違う。

画像: MT-03 ABS

MT-03 ABS

MT-25よりも1000回転低い回転で0.7kgーm大きなトルクを発生するのでクラッチを繋いだ瞬間から力強く、MT-25では反応が鈍くなる低回転域でもスロットルレスポンスはメリハリの効いたもの。同じ速度ならMT-25よりも1速高いギアで走れるからシフト回数が減らせて気ぜわしさがなく、高速道路での追い越し加速や2人乗り時でも余裕がある。

速さよりも扱いやすさを重視するなら、MT-03を選べば間違いない。小型二輪区分で車検が気になるという人も、自分でメンテナンスする習慣がないなら、車検時の点検整備でコンディションを保てる、と考えれば安心だろう。

文:太田安治/写真:南孝幸、森浩輔
webオートバイ公開日:2021年3月6日
※掲載記事は記事公開日時点での内容であり、時間の経過などに伴って内容に不備が生じる可能性があります。ご了承ください。

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