文・写真:西野鉄兵
スポーツバイクの積載に安心感を! 荷掛フックを簡易的に増設できる「ライザーベース」

ツーリングバッグや積載アイテムを古くから展開し、旅好きのライダーに人気のタナックス。SNSの活用やイベント出展に対しても積極的で、ユーザーフレンドリーなメーカーとしても知られている。
そんなタナックスにとって2025年は設立30周年の節目となる。3月21日に開幕した大阪モーターサイクルショーでも、ブースは大いに賑わいをみせていた。

注目の新製品は、シートバッグ用台座「ライザーベース」。タナックスはもとよりスーパースポーツやスポーツネイキッドの小ぶりなリアシートに合わせたシートバッグを数々展開してきたが、このライザーベースはさらに一歩踏み込んだアイテムとなる。

TANAX
シートバッグ用台座「ライザーベース」
参考出品
発売目標時期:2025年夏頃
価格未定
リアシートに取付ベルトをくぐらせシートバッグを固定する積載方法は、脱着が簡単である一方、固定力は4点留めのオーソドックスな方法には劣る。ライザーベースはそれを解消するため、まずリアシートにこの台座を固定。そのうえで、シートバッグを装着していく。

台座がしっかりと固定されていれば、安心してバッグを載せられる。固定力を確認するため特別に少し触らせてもらったのだが、かなりがっちりと装着されていた。感覚としてはリアキャリアに近い。
基本的にはタナックス製の小サイズから中サイズのシートバッグを載せることを想定しているが、四隅に肉抜きが施されているため、ツーリングネットやストレッチコード、ロックストラップなども掛けられそう。荷掛フックが備わっていないバイクユーザーにとっては非常にありがたいアイテムだろう。

現時点では参考出品のため、価格は未定。ただ発売は2025年夏頃を目指しているという。タイプは縦型と横型があり、愛車のシート形状や載せるバッグによって選択できるのもいい。
荷物を載せたいときだけ使う気軽なキャリア、ライザーベースはそんな新発想の製品だ。
