文・写真:西野鉄兵
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複雑かつ贅沢な構造を採用したカーボンモデルが復活する!?

Kabutoブランドを展開するオージーケーカブトは東大阪市に本拠を置く。地元開催の大阪モーターサイクルショーは新製品を披露する場としてこの上ない機会だ。今年もコンセプトモデルを、来場者の反応を問うかたちで2種類発表した。

Kabuto
F-17 CARBON SERIES
参考出品

Kabuto
AEROBLADE-6 CARBON SERIES
参考出品
これらは現行フルフェイスヘルメット「F-17」と「エアロブレード6」の帽体素材を変更したモデルとなる。“ハイパーガラス繊維”と“高強度有機繊維素材”を組み合わせ、綾織のカーボン繊維を最表面に成型。“A.C.T.+C(精密成型カーボン+高強度複合素材帽体)”構造とカブトは名付けている。
かつてカブトは期間限定でカーボン仕様を発売したことがあるが、現行モデルは存在しない。
元来「エアロブレード6」は軽さも特長の製品。それでもスタンダードモデルとカーボンモデルを持ち比べてみると、やはりカーボン仕様の方が軽く感じた。A.C.T.+C構造にすることで、50g前後の軽量化につながるそうだ。

AEROBLADE-6 CARBON SERIES
「F-17」のカーボン仕様は、ケース内の展示となっていたが、好みのカラーを来場者に問うアンケートを実施。反響の大きかったモデルは復活第一弾の最有力候補となるのだろう。艶ありとマット仕上げがあり、どちらもそれぞれに高級感をかもしていた。

F-17 CARBON SERIES
いずれもコンセプトモデルのため、価格や発売日は未発表。機能と安全性、デザイン性が高水準でありながら、コストパフォーマンスのよさもカブト製品の魅力。“値段が高すぎない”新たなカーボンヘルメットのデビューに期待したい!
