まとめ:斎藤ハルコ/写真:高柳 健
※神社境内での撮影は、特別な許可を得ています。
※この記事は、月刊『オートバイ』2025年4月号に掲載したものを一部編集して公開しています。
今回のゲストはバイクタレント古澤 恵さん&オートレーサー野本佳章さんご夫妻

今回のゲスト
野本佳章さん&古澤 恵さんご夫妻
野本佳章さんプロフィール
1988年群馬県生まれ。愛称はYOSSY(ヨッシー)。2004年に全日本トライアル選手権 国際B級クラスでランキング2位を獲得し、国際A級に昇格。2011年、トライアル世界選手権 日本GPジュニアクラス優勝。2018年にオートレース選手養成所に入所し、2019年にオートレース選手デビュー。現在は伊勢崎オート所属選手として活躍しながら、全日本トライアルIAスーパーに参戦中。
古澤 恵さんプロフィール
1981年新潟県生まれ。愛称はGUGU(ぐぐ)。レースクイーンとしてキャリアをスタートし、二輪雑誌を中心にモデルとして活躍。オートバイ本誌や『東本昌平RIDE』にも多数出演しており、元祖“RIDEル”でおなじみ。2013年に結婚し、現在は三児の母とモデル活動を両立している。『大人のバイク時間 MOTORISE』(BS11)出演中。2018年から南魚沼市交流大使を務める。
野本佳章さんの愛車はスズキ・250SB
カワサキDトラッカーのOEMモデルとして販売されていたスズキの250SBは「18歳のときに初めて購入したバイク」。個性的なヘッドライトまわりやノーマルより太めのリムなど、バイクショップに勤務していた時期にほぼフルカスタムを施しています。



古澤 恵さんの愛車はハーレーダビッドソン・FXRS
20歳のときにバイクショップでひと目惚れして以来、乗り続けているFXRSはもはや人生の友で、お気に入り箇所は「フレームとタンクのハーレーロゴ」。バイクに乗る時のスタイルはBUCOのヘルメットとレッドウィングのブーツが定番とのこと。




今回は、撮影日の朝にどうやってもハーレーのエンジンがかからず…。

急遽、愛車のホンダ・S660での取材となりました。
神社ソムリエ 佐々木優太
参拝した神社は1万5000社以上、受けた御朱印は4400を超える。ラジオパーソナリティーやテレビMCとして活躍し、神社にまつわる執筆や講演もしています。ゲッターズ飯田さんとの共著『幸せ舞い込む! あなたの開運神社』が好評発売中。愛車はハーレーダビッドソン・XL1200NS。
YouTubeチャンネル:神社ソムリエのあやかりチャンネル
初の夫婦ゲストに気合充分! しかし予想外のトラブルが……
僕、佐々木優太が、全国の神社を参拝して得た知識や経験を活かした“神社ソムリエ”として、ゲストの人柄や願い、目標に合う神社へご案内するこの連載。今回のゲストは、古澤恵さんと野本佳章さんがご夫婦で登場してくれました!
2013年に結婚されたおふたりは、人気バイクタレント&現役オートレーサー。そして個人的なお話をさせていただくと、月刊『オートバイ』とのお付き合いの始まりが、『RIDE』で連載を持たせていただいたことがきっかけだった僕にとって、元祖“RIDEル”である恵さんは、まさしく憧れのスターのような存在です。
なので、今回の撮影はいつもとはまた違った緊張感を勝手に感じていたと同時に、おふたりと一緒にツーリングできることがすごく楽しみで、前日からかなりの気合でワクワクしておりました。
……ですが! あいにく当日は今冬最大の大寒波が関東に到来。朝方の最低気温はマイナスまで冷え込み、僕のハーレーのエンジンがかからなくなってしまったのです! 用心してバッテリーは前日から充電していましたし、なんとかエンジンがかからないかと頑張りましたが、頑張るうちに今度は電圧が下がってしまい…(泣)。なので急遽、僕は四輪の愛車・S660で現場に向かうことになり、少々異例の「開運ツーリング&ドライブ」になったことをご容赦ください。

古澤恵(ぐぐ)さん&野本佳章(ヨッシー)さんの目標・願い
目標:家族との時間がもっと欲しい!
願い1:ヨッシーのオートレースの成績を上げたい!
願い2:勝負運UP! 欲を言えば健康運も!
ツーリングの目的地は群馬県の桐生西宮神社

桐生西宮神社
きりゅうにしのみやじんじゃ
群馬県桐生市宮本町2丁目1-3

桐生西宮神社
きりゅうにしのみやじんじゃ
群馬県桐生市宮本町2丁目1-3

桐生西宮神社
きりゅうにしのみやじんじゃ
群馬県桐生市宮本町2丁目1-3

桐生西宮神社
きりゅうにしのみやじんじゃ
群馬県桐生市宮本町2丁目1-3
関東で唯一の本社直系の西宮神社
西宮神社は福の神で知られる“えびす様”をお祀りする神社。桐生西宮神社は、古くから織物生産で知られた桐生住民の皆さんの尽力により、明治34年、兵庫県の西宮本社から関東で唯一の直系分社として分霊勧請されました。鎮祭されたのは古社・美和神社の境内で、美和神社の御祭神は“大黒様”の別称を持つオオモノヌシノオオカミ。現在はえびす様と大黒様が並び祀られた御神徳のある神社として多くの信仰を集めており、毎年11月の「えびす講」は大勢の参詣者で賑わいます。

\ 野本佳章さん&古澤恵さんご夫妻だから /
おすすめの3つの理由
1.関東で唯一の兵庫県・西宮神社の直系分社
→商売繁盛・家内安全の御神徳で知られている
2.関東初の「福男」「福女」選びをした神社
→福男&福女選びにあやかりレースの勝率UP!
3.美和神社の御祭神はオオモノヌシノオオカミ
→ヘビに変身できる神様で巳年の参拝に最適!
勝負運をアップするうえに、さらに家族が仲良くなる神社
今回、恵さん&ヨッシーさんをご案内したのは、群馬県桐生市の桐生西宮神社です。昭和の雰囲気が漂うノスタルジックなレジャースポット、桐生が岡遊園地&桐生が岡動物園(どちらも市が運営しているので入場無料!)のすぐ近くに位置する神社です。
じつは恵さん、お子さんと一緒によく遊園地や動物園に遊びに来てるのだとか。ですが、そのすぐ近くに「商売繁盛」の御神徳で有名な神社があることは、知らなかったそうです。
そう、僕が今回こちらの神社をセレクトしたいちばんの理由はズバリ、「商売繁盛」の御神徳が有名だったから。というのも、おふたりの現在の目標が、「ヨッシーさんのオートレースの成績を上げて、家族旅行に行きたい&新しくクルマを買いたい」だったからです。
そして桐生西宮神社は昨年、参道から本殿までどれだけ速く駆け上がったかで福男・福女を決める「福男選び」という神事を関東で初めて行っており、勝負運にもあやかりがあると考えました。
さらに、美和神社という歴史あるお社と並び建ち、家内安全の御神徳も知られています。ヨッシーさんはオートレースで家にいる時間が少なく、恵さんが3人の子育てをほぼワンオペで行っているため、「家族との時間がもっと欲しい」というおふたりの願いが、家庭への御神徳にあやかる意味でもピッタリだと思ったのです。
★参拝ではココに注目!
1.関東初の福男・福女選びを実施!


兵庫県の西宮本社に参拝に上がったことはなくても、毎年1月に参道を駆け上がり、その年の「福男」を選ぶ開門神事のニュースをご覧になったことがある方は多いのではないでしょうか。

福がたくさん来ますように♡
桐生西宮神社では2024年の秋季大祭「えびす講」で、関東で初めての福男・福女を選ぶ「福男選び神事」を実施。抽選で選ばれた男性54人、女性44人が一番福を目指して、参道から本殿までの約230mを駆け上がりました。我々も選ばれし福男・福女の皆さんにあやかれるように参道から本殿への階段を登ってみましたが、なかなかハードでした!
2.並び建つのは県内有数の古社である美和神社





桐生西宮神社の隣に並び建つ美和神社は、平安時代に編纂された日本後期に格の高い神社である「官社」として記載されている、県内有数の古社。その境内に同格主祭神としてお招きされたのが桐生西宮神社です。
美和神社の御祭神・オオモノヌシノオオカミは“大黒様”とも呼ばれますが、ヘビに姿を変える逸話があり、今年の干支・巳年にも縁があるといえる神様です。さらに、夫婦円満や縁結びの御神徳があるとされる神様なので、その意味でも、仲睦まじいおふたりにピッタリの神社だと思ったのでした。
3.桐生名物もいただきました!

きのこ煮込み

田舎汁ひもかわ

参拝の後は、桐生名物「ひもかわうどん」を堪能。汁とよく絡む平たい麺が特徴で、市内にはいくつもの人気店があります。我々が訪れたのは、神社からバイクで約10分の「八州」さん。きのこ煮込み(800円)や田舎汁ひもかわ(800円)など単品に加え、桐生名物・ソースカツ丼などのセットメニューも美味でした。