文・写真:西野鉄兵
新型ヘルメット「AフォースRR」「バレット」を公開


石川県金沢市に本拠を置くウインズジャパン。モーターサイクルショー2025では、新たな最高峰フルフェイス「AフォースRR」やクラシックデザインの新モデル「バレット」を公開した。
これらは2025年9月頃の発売を目指し、現在量産前の最終段階に入っているという。

▲「AフォースRR」は、まず得意とするカーボンモデルからリリース予定。Dリングはチタン製、焼き色まで付けたものは世界初かもしれないという。

▲「AフォースRR」は、まず得意とするカーボンモデルからリリース予定。Dリングはチタン製、焼き色まで付けたものは世界初かもしれないという。

▲流行のクラシック戦線に新製品「バレット」で参入。ドライファイバー素材のほか、カーボン仕様もいきなりラインナップ予定。このスタイルでMFJ公認の安全性を確保。カーボン仕様はドライファイバー製より100g程度軽くなるという。

▲流行のクラシック戦線に新製品「バレット」で参入。ドライファイバー素材のほか、カーボン仕様もいきなりラインナップ予定。このスタイルでMFJ公認の安全性を確保。カーボン仕様はドライファイバー製より100g程度軽くなるという。

▲流行のクラシック戦線に新製品「バレット」で参入。ドライファイバー素材のほか、カーボン仕様もいきなりラインナップ予定。このスタイルでMFJ公認の安全性を確保。カーボン仕様はドライファイバー製より100g程度軽くなるという。
気になる価格は「AフォースRR」が6万円台、「バレット」がドライファイバー製で3万円台、カーボン製で5万円くらいを目指しているそうだ。

▲ウインズジャパン・アンバサダーの奥沙織さん。持っているのは販売開始されたばかりの「Gフォース SS Zライン 奥沙織 限定仕様」(税込4万8400円)。彼女のイメージカラーであるピンクを用いたオリジナルグラフィックだけでなく、標準でミラーシールドが付いていたり、内装にこだわっていたりと、じつはお得な特別パッケージになっている。奥沙織さんの手書きポストカードも付いてくる!
超撥水シート「リペルテック」とは?
さて、いろいろなニュースがあるウインズブースの中で、ヘルメットではないものも注目を集めていた。

WINS japan
RAIN PROTECTION SHEET REPEL TECH
参考出品
ヘルメットのシールドに貼ることで、超撥水効果を発揮する新開発のアイテムだ。会場では水槽を用いた実演が行なわれた。何度水を吹きかけてもこのリペルテックが貼られた部分には水滴が付着しない。

▲ちなみにこの水槽の手前壁面にも中のシールドを見やすくするため、リペルテックが貼られている。
水滴が一瞬で流れ落ちる!汚れも付きにくい!超撥水 レインプロテクションシート『リペルテック』
www.youtube.comすでにテストは繰り返され、2025年6月頃に発売予定であるという。価格は驚くほど高くはならないようだ。
開発途中の段階では、シールド全面を覆うサイズも検討していたというが、ひとまず視界の中心部分を覆うサイズで2タイプ販売される見込み。スタッフの方がシールド全面を覆ってサーキットでテストしたところ、走行中に降り出した小雨にタイヤが滑るまで気づかなかったことがあったそう。全面を覆うのは逆に危ないと判断するほどの撥水力であるらしい。

このシートの美点は、性能もさることながら、ヘルメットのメーカーを問わず使えることも挙げられる。また水を強力にはじくため、虫の付着も最小限に緩和できるそう。街乗りでもツーリングでもサーキット走行でも、雨天時に視界が水滴で遮られるのは怖いこと。「こんな製品を待っていた」と思うライダーは日本だけでなく世界中に大勢いるはずだ。
