海外旅行でも活用してます!
「小さいバッグなほど女子力は高い」
なあんて、女の子の雑誌にはよく書いてあるけど、あたしなんて、小ちゃいバッグ持ってたら、「あれ、今日は荷物少ないね」とか言わちゃう。とにかく、いつも荷物が多いのよ。
だいたいジムにいく時間がなくても、もしかしたら行けるかもとバスタオルに、スニーカー、トレーニングウェアも持って出る。こんなだから普段から荷物がかなりあるの。しかも、ど雨女。「ど」がひとつなんて、生易しいもんじゃないくらいの雨降り女。
このような、あたしが、かなりの頻度で愛用しているモノは、RSタイチさんのリュック。数日くらいの旅行なら、これだけで行っちゃうし、使い勝手も容量も、かなり丁度いい優れもの。海外旅行でも必ずバイクに乗るから、このまま飛行機に乗っちゃうし、到着したら着替えやら、なんやらをベッドに放り投げて、急いでそのままレンタルバイクショップへGO。旅では、両手が塞がれてると、とってもよくない。あれも、これも見たいし、食べたいし、触れてもみたい。お買い物もしたいし、子供たちといっぱいハグや握手もしたい。あたしの、手はたくさんおしゃべりをするし、感じやすいの。バッグの使い勝手が良すぎちゃって、お財布、携帯しか必要なくても、ついついしょって出てしまう。
元々の性格がだらしないから、急いでてもとりあえず、いらないものでもなんでも入れられちゃう容量は、大変よろしいの。それに、防水だし、大きいし、スイッチひとつでLEDで綺麗な色に光るの。反射じゃなくて、発光するんだよ。点灯にも2つのモードがある。点いたまんまのパターンと、点滅のパターンね。あたしの場合は運転も、歩くのもフラフラして、おぼつかないから、この光るリュックは夜も安心、最高。
シンガポールにナイトツーリングに行ったときも、このバッグは大人気だった。50台ほどのツーリングで、日本人はあたし1人だったから、大注目で、綺麗なリュックにみんなが驚いていたわ。バイク、シンガポールの夜景。そして、あたしのバッグ。キラキラしてた。あまりに綺麗なエメラルドは、ついつい自慢したくなっちゃって、昼間でも無駄に点けちゃったりね。
ただ、優秀な防水性能には、大変なことが起きることがあるの。ガサツなあたしは、ペットボトルのお水や、化粧水の蓋をゆるーくしめたままだったりするわけ。そうすると、何が起こると思う? そりゃ、もう恐ろしい事が、起こるのよ。金魚が飼えそうなくらいに。水を通さない性能って、中で水をこぼしても、やっぱり通さないんだよね。それだけ、防水力があるということなんだけど。
だから、リュックの底に穴を開けようかと思うんだけど、どうなんだろ。バックの中で漏れた水は出るかもしれないけど、あたし自身が濡れちゃうのかなあ。
あ、そうそう、聞いたところによると、大正時代に開発されたトートバッグの底には穴が空いてるんだって。この穴、牛乳ビンの配達用のもので、その頃の牛乳ビンは強度が低くて割れちゃうことが多かったんだって。そうなっちゃった時のために、牛乳がたまらず流れ出すように穴が開けられてたみたい。発想は一緒だね。
※記事はオートバイ2015年9月号・別冊付録「殿堂用品」より