スマホの使いやすさを重視したタンクバッグ!
スマホのナビアプリをオートバイで使うときに問題になるのは3点。ハンドル回りへの固定方法、車体側電源やモバイルバッテリーとの接続、日中の見やすさ確保だ。
僕は短時間ならハンドルバーにクランプ装着するホルダーを使い、ツーリングで長時間使う場合はスマホをタンクバッグのマップケース部分に入れてモバイルバッテリーと接続している。この方法だとスマホを落とす心配がなく、急な雨でも慌てずに済むが、マップケースがほぼ水平になるため、明るい日差しを受けると画面が見にくいのが難点。
この「スマホタンクバッグ」は、製品名のとおりスマホの使いやすさを重視したタンクバッグ。マップケースポケットが二重になっていて、上部にスマホを横向きに収められる。Mサイズだと5・5インチ画面のiPhone7プラスまで入り、Lサイズは7インチタブレットがギリギリ収まった。マップケースにはLサイズならB5版のマップルR、MサイズならA5版のマップルが入るので、地図とナビを併用できるのも便利だ。ただしマップケース内のスマホは操作しにくいので、自分の使用シーンを考えて選ぶといいだろう。
タンクへの固定は強力なネオジム磁石だから風圧や振動で落ちることはまず考えられないが、心配なら付属のショルダーストラップをハンドル回りに引っかけておけばいい。
日差しを遮るバイザーはスナップボタン2個で着脱でき、使わないときは折り畳んでタンクバッグの中に入れられるし、スマホ部分に外気を導入するベンチレーションホールや充電コードを通すスリットも現実的な工夫。
実際のツーリングシーンで圧倒的な実用性を発揮するタンクバッグだ。
ココに注目‼
車体側から給電するときに便利なケーブルスリットと、スマホの熱暴走を防ぐ2個のエアインテークを装備。付属のベルトを装着すればショルダーバッグ代わりにもなる。
テスター太田安治の欲張りリクエスト
スマホを横向きに収める構造だが、ナビとして使う場合は縦置きのほうが見やすい場合があるので、縦横どちらにも収まると便利。ファスナーによる容量の可変幅はもっと大きいほうが実用的だし、樹脂カバー付きのタンクにも固定できる吸盤仕様も欲しい。
問い合わせ:デイトナ
TEL.0120-60-4955