安全性と快適性が高レベルでバランス!
オープンフェイスヘルメットは開放感と視界の広さ、被り脱ぎのしやすさで街乗りからツーリングまで幅広く支持されている。アライの定番オープンフェイスといえばSZシリーズだが、その後継となりそうなのが完全新設モデルのVZ−Ramだ。

サンバイザーはピーク(ひさし)としても機能。走行風を上側に逃がす形状なので高速道路走行でも不快な風圧は感じない。
開発にあたっての最重要課題は安全性の向上。そこでシールド取り付け位置をSZ比で14㎜下げて転倒時や衝突時に衝撃をかわす性能を高め、帽体にも同社のフラッグシップモデルRX−7Xと同じ樹脂を使って強靱さと軽さのバランスを最適化。剛性的に不利なオープンフェイス構造ながら、世界で最も厳しいとされるスネル規格をクリアしている。
ユーザー視点で判りやすい改良点は調整機構を備えた新型内装とVASシールドシステムの採用。もともとSZシリーズの被り心地には定評があったが、頭全体を包み込むような優しいフィット感と頭を前後左右に振ってもブレにくいホールド性が向上し、ユーザーの好みや頭の形に合わせる調整機構も備えた。
VAS−Zシステム採用でシールドの開閉がスムーズになり、密閉性向上により静粛性もアップ。開閉式サンバイザーで眩しい日差しを遮る『プロシェードシステム』もオプション設定されている。
僕は油汚れや虫の死骸を落とすために頻繁にシールドを脱着するが、SZでは外す際の手順と「バキッ」という音が気になっていた。対してVASシールドは着脱がスムーズで素早く行えるから、常にクリアな視界を保てる。
シールド内側の曇りを防ぐピンロックシートも装着できるので、雨の日や冬場の視界も確保。高いベンチレーション性能と合わせ、安全性と快適性が高レベルでバランスしている。

︎VAS-Zアームとブローシールドを装着したスタンダードスタイルが販売時の形。ピンロックシート装着用のピンは標準装備。

プロシェードシステムにするためには専用のシールドとサンバイザー、アームが必要。個別にも購入できるが、キット(7800円)を買うのが現実的(写真下)。

可動式のサンバイザーを起こせば日差しを遮るピーク(ひさし)として機能。下げればスモークシールド的な効果を発揮する。

VASシールドシステムに刷新されたことでシールドの取り外し、装着とも格段にやりやすくなった。何回か練習すれば掛け値無しに5秒で着脱可能だ。

街乗りの速度域でも確かな換気性能を発揮するベンチレーター。厚手のグローブをつけていても簡単確実に開閉できる。
ARAI VZ-Ram(ブイゼット ラム)
[サイズ]
54、55-56、57-58、59-60、61-62(cm)
[カラー]
グラスホワイト、グラスブラック、フラットブラック、エムジーグレー、カームレッド
[価格]
4万9680円
写真/南孝幸 モデル/国友愛佳、太田安治
アライヘルメット公式サイト
[ 問 ]アライヘルメット TEL.048-641-3825