もてぎ、鈴鹿、熊本に続き、富士スピードウェイで初開催!
2018年7月8日、13回目となる『CBオーナーズミーティング』が、静岡県の富士スピードウェイ・ジムカーナコースで開催されました。これまでツインリンクもてぎ(栃木)、鈴鹿サーキット(三重)、HSR九州(熊本)と、ホンダゆかりの地で開催されてきたCBミーティングですが、今回は多くのユーザーからの「富士スピードウェイでも開催して欲しい」というリクエストに応えての実施。事前申し込みには、これまでの参加者記録を塗り替えた、第12回CBオーナーズミーティング ツインリンクもてぎ」と同数、1200人を越える応募があったそうです。
受付開始の午前9時前には、すでに入場ゲート前に参加ライダーの列が。入場と引き換えに、参加ノベルティとしてCBのロゴ入り折りたたみ傘や瞬間冷却材が渡されます。会場オープン直後、少しだけにわか雨が降ったのですが、その際にはこちらの傘がさっそく活躍。日差しが戻ってからは日傘としても活用でき、瞬間冷却材と共に熱中症対策の強い味方となってくれました。
また、ゲートオープンと共に、ホンダの最新モデルを楽しめる試乗会もスタート。1人につき2回まで気になるバイクを試乗できるとあって、次々と参加枠が埋まっていきました。
イベントステージでは注目のスペシャルモデルが初お披露目!
11時になると、いよいよステージイベントがスタート。CBミーティングではすっかりお馴染みとなった、大人のバイクTV『MOTORISE」(BS11)から元MotoGPライダー・中野真矢さんと下河原利沙さんが登場し、司会進行を務めました。
まずはホンダモーターサイクルジャパンの加藤千明代表取締役社長が開会を宣言。さらに、この秋に市販予定のCB1300SF/SBのスペシャルモデル2台が一般初公開されました。スペシャルな2台の初公開を今会場にした理由を、加藤社長は「時々こういうサプライズがないと、飽きられてしまうのではないかと思いまして」と、笑い混じりに紹介。2014年にツインリングもてぎで初開催されて以来、年々開催地が増え、早くも13回目を迎えたCBミーティングですが、開催年や会場ごとにイベント内容が少しずつ変わり、複数参加者の方も毎回楽しめるような工夫がなされているのです。
次いで、モーターバイクジャーナリストの栗栖国安さんをゲストに迎えてのトークショーが。もとプレスライダーという経歴を持つ栗栖さんは、ホンダの車輌カタログモデルを務めた経験も豊富とのこと。ある車輌では、カタログ撮影時に車輌が走行状態になかったため、「車輌を倒し込んだ状態で固定して、背景を人力で動かして走行“風”の写真を撮影したんです」といった、今だから明かせる撮影秘話を披露してくれました。
多彩なイベント内容がCBミーティングの魅力!
そして、すっかりCBミーティング名物となった1本橋チャレンジがスタート。先着100名の参加者が、タイムを競い合いました。基準タイムをクリアした参加者には非念品が進呈されますが、前回のツインリンクもてぎ大会では、基準タイムを突破する参加者が続出(笑)。今回は、新基準として男性は17秒、女性は前回同様12秒をクリアした挑戦者に景品がブレゼントされました。
また、この日の富士スピードウェイでは、ホンダのファン感謝イベント『Enjoy Honda2018』が開催されており、CBミーティングの参加者は無料で楽しむことができました。さらに、同時開催の『全日本スーパーフォーミュラ選手権 第4戦』も無料観戦できるという太っ腹ぶり! その分、心なしかイベントタイムスケジュールもゆったり組まれていたように感じます。
イベント後半のお楽しみは、恒例のじゃんけん大会。出店者やホンダからの豪華景品がかかっているだけに、じゃんけんも白熱(笑)。さらに、女性限定の景品や、タンデム限定、さらに開催日にちなんで「7月生まれの人限定」の景品も登場して、会場を盛り上げました。
そしてイベントの締めくくりは、「これが目的で参加しています!」と語るライダーも多いパレードランが実施されて、イベントは大盛況のうちに幕を閉じました。
参加された皆さんに、CBミーティングの魅力を聞きました!
東京から来場したお二人はじつは姉弟。もともとは弟の真己さんがバイクに乗り始め、タンデムで出かけたりしていたところ、愛さんも自分で乗りたくなったのだとか。それぞれの愛車の魅力を、「ケツからの眺めが大好き。とにかく乗りやすくて、飽きない所がいいです」と真己さんが語れば、「青が大好きで、このブルーの車体とデザインにベタぼれです。浮気する気が全然起きません」と愛さんが語る、息の合いっぷり。今回のCBミーティングの参加目的を聞くと、「もちろん、パレードラン!」と口を揃えていました。
横浜から参加されたNAOTOさん。大型バイクを購入する際、他にも迷ったモデルはあったそうですが、CB1100RSのアシストスリッパークラッチの快適性が購入の決め手になったそうです。「CBミーティングは初参加ですけど、自分の見たことがないCBをいろいろ見れるのが楽しいです。パレードランも参加しますし、来年もぜひ参加したいと思います!」
購入から3ヵ月というCB1000Rで来場したよしのさんは、「長年サクライホンダにお世話になってるんですが、オススメされてまんまと興味が湧いちゃって(笑)。でも本当に乗りやすいし、路面状況がしっかり伝わってくるのが楽しいです」。CB400SFはなんとこれで3台目!というさちこさんは、「私の体格で乗れる最大限の排気量だし、丸目ライトと、お尻がキュッと上がったところが大好きです」とベタ惚れの理由を教えてくれました。CBミーティングの魅力は「いろんなCB乗りが集って、文化を共有している感じがする。見ず知らずなの人にシンパシーを感じられるのも、長くCBシリーズを生み出してきたホンダってメーカーの懐の深さ故なのかなって思います」と語ってくれました。
SNSを通じて仲良くなったという3人。わたゆうさんと矢田さんがCBミーティングに2回目の参加で、「自分たちのバイクはちょっとレアな車種なので(笑)、同じ車種の人を見つけると嬉しいくなります」と笑顔で語ってくれました。一方、初参加のMaiさんもイベントを満喫した様子で「来年も4ヵ所で開催されるなら、全部通っちゃうかも!?」とニコニコしていました。
今年は残るところ後一回、9月17日に鈴鹿サーキットで開催されるCBオーナーズミーティング。鈴鹿大会の参加受付は、下記の専用サイトにて近日開始予定です。同じモデルに乗るお仲間を探すもよし、参加者の多彩なカスタムや快適仕様を参考にするもよし、家族やカップル、恋人同士でツーリングの目的として楽しむもよし。さまざまな方法で満喫できるイベントですよ〜!
(写真:森 浩輔 文:齋藤ハルコ)