Kabutoからオープンフェイスモデルの最上位モデルが登場!

ヘルメットの着用が法的に義務付けられた75年から現在までの43年間で、安全性はもちろん、機能性も快適性も着実に進化してきた。進化の先頭に立つのは厳しい条件下で使われるレース対応モデルだが、レース活動で得られたノウハウはストリート用ヘルメットにも活かされている。市街地走行からツーリングまでの日常的な環境下での使いやすさと快適性を優先したカブトの新製品「エクシード」も、そうした技術に支えられているモデルだ。

同社にはアサギ、アヴァンド2、アフィードJといった製品があるが、エクシードはオープンフェイスモデルの最上位モデルという位置付け。眩しさを防ぐ大型インナーサンシェードや風の巻き込みと風切り音を抑えたリブ付きの新型シールド、走行中の乱流によるブレを抑えるカブト独自のウエイクスタビライザーなど、快適装備を満載した作りだ。

画像: オープンフェイスの開放感、視界の広さはストリートユースにピッタリ。サンシェード内蔵モデルながら帽体はコンパクトだ。

オープンフェイスの開放感、視界の広さはストリートユースにピッタリ。サンシェード内蔵モデルながら帽体はコンパクトだ。

画像: ウエイクスタビライザーと呼ばれる帽体後部の独自形状は走行風を整流してヘルメットのブレを抑えるための工夫。エアアウトレットも一体化されている。

ウエイクスタビライザーと呼ばれる帽体後部の独自形状は走行風を整流してヘルメットのブレを抑えるための工夫。エアアウトレットも一体化されている。

最初に感じるのが被り脱ぎのしやすさ。内装のスポンジがソフトで、チークパッド形状に工夫を凝らしてあるため頬や耳が引っかからずスムーズに被り脱ぎできる。シールドを上げた状態ではフィット性が弱いが、シールドを降ろすと帽体下部が内側に絞り込まれ、頬部分のホールドが高まる構造に感心した。眼鏡を差し込みやすいことや、ワンタッチで着脱できるマイクロラチェットバックルの採用、インカムを取り付けやすい帽体と内装の工夫もストリート用として重要なポイント。

高速道路走行中に感じたのはシールド下側からの風の巻き込みと風切り音が抑えられていることと、横ブレの少なさ。素早く上げ下げできるサンシェードもトンネル通過時に便利で、総じてライダーを疲れさせない仕上がり。もちろんコスパの良さも文句なしだ。

画像: 既存製品に比べてシールドもインナーサンシェードも下方向に長くなり、風の巻き込みや路面からの照り返しが大幅に軽減された。

既存製品に比べてシールドもインナーサンシェードも下方向に長くなり、風の巻き込みや路面からの照り返しが大幅に軽減された。

画像: インナーサンシェードは下方向に長くなった。シルバーミラー、ブルーミラーのサンシェードもオプション設定(3240円)されている。

インナーサンシェードは下方向に長くなった。シルバーミラー、ブルーミラーのサンシェードもオプション設定(3240円)されている。

画像: サンシェードの上げ下げは指1本で簡単に行える。シールドには曇りを防ぐピンロックシート(別売)取り付け用のピンを装備。

サンシェードの上げ下げは指1本で簡単に行える。シールドには曇りを防ぐピンロックシート(別売)取り付け用のピンを装備。

画像: あご紐にはマイクロラチェットバックルを採用。素早く着脱でき、フィット感も細かく調整できる。

あご紐にはマイクロラチェットバックルを採用。素早く着脱でき、フィット感も細かく調整できる。

Kabuto エクシード
価格:2万8620円(ソリッドカラー) / 3万780円(デリエ)
[サイズ]XS、S、M、L、XL
[カラー]ソリッド:パールホワイト、ブラックメタリック、フラットブラック、
    シャイニーレッド、クールガンメタ / デリエ:ホワイトブラック、
    フラットブラックブルー、フラットブラックグレー

テスター太田安治の欲張りリクエスト

カブトの製品はここ数年で急速に熟成されてきた感がある。このエクシードも普段使いを重視した作りで幅広いライダー層にお勧め。欲を言うなら前側のベンチレーターが左右一体式になれば走行中でも開閉しやすい。

[ 問 ]オージーケーカブト

TEL.06-6747-8031

 

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