1979年10月から1984年10月まで、テレビ朝日系で放映されたポリス・アクション・ドラマの金字塔「西部警察」。初回放映から40年近く経った今でも熱烈なファンを持つ刑事ドラマだ。その人気の理由のひとつが、劇中に登場した西部警察マシンたち。マシンXやスーパーZ、RS-1など、80年代初頭の日産の人気マシンをモディファイしたスペシャル・マシンを覚えている人も多いと思うが、オートバイでもスズキのカタナをベースに架装した「GSX1100X KATANA」とその進化形「KATANA-R」も強烈なインパクトを放っていた。

File●01の通称“ブラック・カタナ”に続いては、シリーズのパート3終盤に登場した KATANA-Rを紹介しよう。

画像: 日産のフェアレディZやスカイライン、サファリにガゼール、そしてスズキのカタナ…80年代初頭を彩ったクルマやバイクをベースに作られた西部警察マシンたち。『西部警察FANBOOK』はそれらを新規に撮り下ろし、三面図+αの形で紹介するマシンアルバム。 クルマとバイクの専門出版社ならでは…の切り口で、マシン細部の豊富なショットに加え、ベースマシンの紹介、そして実車のマシン開発者、および舘ひろし氏へのインタビューなども織り交ぜて構成。全238ページオールカラーで、厚さ14mm&重量1kg!…の保存版だ。 誌名:『西部警察FANBOOK~マシンアルバム』 体裁:大判ヨコA4 変形 背カバー付き 平綴じ、横左開き 本体総ページ数:228ページ・オールカラー 価格: 2,980円(税込み) 発売日:2018年7月20日 www.amazon.co.jp

日産のフェアレディZやスカイライン、サファリにガゼール、そしてスズキのカタナ…80年代初頭を彩ったクルマやバイクをベースに作られた西部警察マシンたち。『西部警察FANBOOK』はそれらを新規に撮り下ろし、三面図+αの形で紹介するマシンアルバム。
クルマとバイクの専門出版社ならでは…の切り口で、マシン細部の豊富なショットに加え、ベースマシンの紹介、そして実車のマシン開発者、および舘ひろし氏へのインタビューなども織り交ぜて構成。全238ページオールカラーで、厚さ14mm&重量1kg!…の保存版だ。

誌名:『西部警察FANBOOK~マシンアルバム』
体裁:大判ヨコA4 変形 背カバー付き 平綴じ、横左開き
本体総ページ数:228ページ・オールカラー
価格: 2,980円(税込み)
発売日:2018年7月20日

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■Text:中村浩史 ■Photo:島村栄二

終盤10話ほどに登場した幻の“カフェ・スタイル”カタナ

画像: ▲マシンのコンセプトづくりはもちろん舘ひろし。大好きなカフェレーサースタイルに近づけるべく、フルカウル、シングルシートを基本線に、旧知のバイクショップに、ほぼワンオフ(一品製作)で作ってもらったものだった。

▲マシンのコンセプトづくりはもちろん舘ひろし。大好きなカフェレーサースタイルに近づけるべく、フルカウル、シングルシートを基本線に、旧知のバイクショップに、ほぼワンオフ(一品製作)で作ってもらったものだった。

『 西部警察』PART-Ⅲの終盤、ブラックカタナ(実際にはGS650Gのカタナ仕様)が爆破された後に登場したのが、このカタナ1100Rこと劇中オリジナルモデル。ドラマに登場するや、石原プロやテレ
ビ朝日に「あのバイクはなに?」と問い合わせが殺到したという。
 ベースとなったのはGSX1100Sカタナで、鳩村が趣味で参戦する予定だった耐久レースのために製作されていたレーシングマシンを、そのまま捜査車両として使用するという設定だった。
 劇中のチューニングショップ・土方レーシングのおやっさんによれば「110psのエンジンを170psにチューン。最高速度270km/h、ゼロヨン10.0秒フラット、立ち上がり加速重視でオイルクーラーを大型化、パワーUPに対してフレーム回りもサスも強化している」とか。

画像: ▲劇中車だが、きちんとテールランプやウィンカーも装着されている。

▲劇中車だが、きちんとテールランプやウィンカーも装着されている。

画像: ▲オリジナルカウルはデュアルヘッドライトのデザインで、FRP で製作された一品もの。デュアルヘッドは、片側をヘッドライトに、反対側を赤色灯にしてある。

▲オリジナルカウルはデュアルヘッドライトのデザインで、FRP で製作された一品もの。デュアルヘッドは、片側をヘッドライトに、反対側を赤色灯にしてある。

画像: ▲カフェレーサーらしく、幅広で薄いフューエルタンクを搭載している。おそらく、舘の好みでこの形状のタンクを装着したかったのだが、ノーマルフレームでは載らないため、タンク用のサブフレームを製作している。タンクキャップは当時流行し始めたエアプレーンキャップ。

▲カフェレーサーらしく、幅広で薄いフューエルタンクを搭載している。おそらく、舘の好みでこの形状のタンクを装着したかったのだが、ノーマルフレームでは載らないため、タンク用のサブフレームを製作している。タンクキャップは当時流行し始めたエアプレーンキャップ。

画像: ▲スポンジマウントの小型3 連メーター。中央にタコメーター、右に油温計、左にスピードメーターを装着。スピードメーターは市販のアフターマーケット品を使用。

▲スポンジマウントの小型3 連メーター。中央にタコメーター、右に油温計、左にスピードメーターを装着。スピードメーターは市販のアフターマーケット品を使用。

画像: ▲シートも舘の希望で、コンパクトな一人乗り専用シートに換装。実際の装着のためにノーマルのシートレールをカットして、専用のシートレールを増設するという凝った作りになっている。

▲シートも舘の希望で、コンパクトな一人乗り専用シートに換装。実際の装着のためにノーマルのシートレールをカットして、専用のシートレールを増設するという凝った作りになっている。

画像: ▲誌面より。石原プロモーションの協力を得て、劇中の舘ひろしとカタナの絡んだカットも収録している。

▲誌面より。石原プロモーションの協力を得て、劇中の舘ひろしとカタナの絡んだカットも収録している。

画像: 【パッケージ】 誌名:『西部警察FANBOOK~マシンアルバム』 体裁:大判ヨコA4 変形 背カバー付き 平綴じ、横左開き 本体総ページ数:228ページ・オールカラー 価格: 2,980円(税込み) 発売日:2018年7月20日 www.amazon.co.jp

【パッケージ】
誌名:『西部警察FANBOOK~マシンアルバム』
体裁:大判ヨコA4 変形 背カバー付き 平綴じ、横左開き
本体総ページ数:228ページ・オールカラー
価格: 2,980円(税込み)
発売日:2018年7月20日

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