5位 KAWASAKI NINJA H2/Carbon
ニンジャシリーズの最高峰、H2が5位にランクイン。スーパーチャージャーによって強烈なパワーを発揮する998㏄水冷直4エンジンは未曾有の加速を実現している。上級モデルとして、軽量で高い強度を誇るカーボン製アッパーカウルを装着し、H2Rを同じ銀鏡ペイントを採用したH2カーボンも加わった。
SPECIFICATION
最高出力:205PS/11000rpm
最大トルク:13.6㎏-m/10000rpm
価格:302万4000円〜334万8000円
6位 SUZUKI HAYABUSA
かつて「最速」を賭けて覇を競ったハヤブサも、マイナーチェンジを経て、初代モデルから注目されていた「扱いやすさ」に磨きを掛けた。アクセルを開けばとてつもない速さを見せる反面、ストリートユースにも対応できるのは、ハヤブサの従来からの大きな魅力のひとつ。昨年と順位を落とさず6位。
SPECIFICATION
最高出力:197PS/9500rpm
最大トルク:NA
価格:176万400円
7位 Z900RS Cafe
ビキニカウルを装着したZ900RSのバリエーションモデル。かつてZ1Rというビキニカウル装着モデルがあったが、これは角ばったデザインであり、このCafeではベースのRS同様の曲線美が特徴。Z900RSとスペックに大きな違いはないが、エンジンカバーにCafe専用のエンブレムが刻印される。
SPECIFICATION
最高出力:111PS/8500rpm
最大トルク:10.0㎏-m/6500rpm
価格:135万円
8位 HONDA GOLDWING
新型ゴールドウイングは8位に堂々のランクイン。トップモデルのツアラーとの違いは、パッセンジャー用の背もたれが組み込まれたリアのトップケースが装備されていないこと。とはいえサイドパニアケースの装備は変わらないので、ソロツーリングをメインにゴールドウイングを楽しみたい人には、これで充分だろう。
SPECIFICATION
最高出力:126PS/5500rpm
最大トルク:17.3㎏-m/4500rpm
価格:273万2400円
10位 YAMAHA YZF-R1M
18年型のR1およびR1Mの特徴は、クイックシフターがシフトアップ時だけでなく、シフトダウン時もカバーするようになったこと。今回9位に入賞してスーパースポーツの面目を果たしたR1Mは、カウルをカーボン製としたトップグレード。鈴鹿8耐4連覇のフィードバックが楽しめるマシンだ。
SPECIFICATION
最高出力:200PS/13500rpm
最大トルク:11.5㎏-m/11500rpm
価格:307万8000円
11位 HONDA CRF1000L AFRICA TWIN ADVENTURE SPORTS/DCT
アフリカツイン•アドベンチャースポーツが10位にランクイン!フロントサスのストロークを伸ばした専用設定は、走破性を求めた証であり「道を選ばない」というアドベンチャーのコンセプトにふさわしいもの。DCT装備車や、シート高が70mmほど低いType LDも用意されている。
SPECIFICATION
最高出力:95.2PS/7500rpm
最大トルク:10.1㎏-m/6000rpm
価格:155万1960円〜165万9960円
ニューモデルが続々登場し、順位が激変したBIGクラス
昨年との違いは、ニューモデルの登場がランキングを大いに左右したことだ。トップを飾ったCBR1000RR SPや3位となったGSX-R1000 ABS/Rが、両車ともトップ10から姿を消して、スーパースポーツは唯一、昨年同様9位をキープしたYZF-R1のみだったということ。それでも「速いバイク」に憧れるというシーンは、4位(5位)のNinja H2シリーズや、6位キープのハヤブサに見られる。しかしCB1000RやZ900RSの1、2フィニッシュや、7位に入ったZ900Cafeは、憧れではなく、現実的な使い勝手や所有感を満足させることを踏まえた選択だろう。また末席とはいえアフリカツインが滑り込んだことは、アドベンチャーの今後の可能性を感じさせてくれた。
モーターマガジン社 (2018-12-22)
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