ビッグバイクの魅力を全身で楽しむ最高級車
現行CBシリーズの頂点に君臨するフラッグシップモデル、それがCB1300スーパーフォアとスーパーボルドール。
全身を、五感を使って「ビッグバイクを意のままに」楽しむことのできる、磨き抜かれた「極上のCB」である。
1992年に衝撃のデビューを果たしたCB1000スーパーフォアから27年。
時代は変わり、熟成と進化を重ねた現行型スーパーフォアのフォルムは当時とは違うものだが「プロジェクトBIGー1」と銘打たれた、ビッグバイクらしさを全面に押し出したコンセプトにブレはなく、威風堂々たる圧巻のスタイリングは健在。
「憧れのビッグバイク」の象徴と呼ぶにふさわしい、優美で堂々たるカタチが魅力だ。
栄光の名車、CB1100Rをモチーフにしたハーフカウルを備えたスーパーボルドールは、BIGー1らしい堂々たる走りをツーリングシーンでも楽しめる、行動半径の広いオールマイティな1台。
SF、SBとも、ニッポンが世界に誇れる最上級CBなのだ。
SPECIFICATION
全長x全幅×全高 2200x795(825)x1125(1205)㎜
ホイールベース 1520㎜
シート高 780㎜
最低地上高 135㎜
車両重量 268(274)㎏
エンジン形式 水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
総排気量 1284㏄
ボア×ストローク/圧縮比 78x67.2㎜/9.6
最高出力/最大トルク 110PS/7250rpm/12.0㎏-m/5500rpm
燃料供給方式 PGM-FI
燃料タンク 容量 21L
キャスター角/トレール 25度/99㎜
変速機形式 6速リターン
ブレーキ形式 前・後 φ310㎜ダブルディスク・φ256㎜ディスク
タイヤサイズ 前・後 120/70ZR17・180/55ZR17
ROAD IMPRESSION
高級感あふれる「大人のツーリングスポーツ」
排ガス規制の対応に合わせ、最高出力が9PS上がり、2018年型から110PSとなったCB1300シリーズ。
数値だけ見ると劇的なパワーアップだが、もともと極低回転域から強力なトルクがあるため、乗ってみると大きな差は感じない。
旧型は3000回転あたりまではレスポンスが敏感だったが、それがまろやかになった印象。
4000回転以上は同じようにリニアだが、一緒に走れば、知らないうちに旧型より前に出る、といった差だろう。
低回転域からでもダッシュ力は猛烈で、リッターSS相手でも負けない瞬発力は健在だ。
大きく、手強そうな車体だが、走り出すと素直で身軽。想像よりずっと軽い動きで身を翻す。
極低回転からトルクみなぎるエンジンは、そんな車体を意のままにダッシュさせ、強烈な速さも気楽に生み出せる。
コイツは高級な「オトナのツーリングスポーツ」であり、これぞビッグバイクといった力、音、手応えを楽しめるバイクだ。