21インチとは思えないほどハンドリングが良い
大径ホイールのネガをほとんど感じません

以前、初期型のアフリカツインで舗装路のワインディングを走ったときは、21インチを採用していることのネガをあまり感じることなく、よくまとまったハンドリングだなと感心しました。

ただし、まとまってはいますが、ロードレース命! みたいな私が舗装路で乗ると、やっぱり大径のフロントホイールゆえの遅れは感じましたね。

まぁ、一般の方が乗った場合は、何の問題もないレベルの話ですけど。

新しいアドベンチャースポーツで走り出してしばらくしたら、以前乗った初期型のスタンダード車よりも「21インチ感」がしなくなったことに、まず驚きました。

アドベンチャースポーツは燃料タンクが大型化されているので、その分スタンダード車よりも前にかかる荷重が増えているのでしょう。

画像1: 21インチとは思えないほどハンドリングが良い 大径ホイールのネガをほとんど感じません

以前、CRF250ラリーに乗った時にも感じたのですが、スタンダード車に比べて前にかかる荷重が増えたことで、オンロードをフロント21インチで走るときに感じやすいネガが、薄れているのかもしれませんね。

大型アドベンチャーの人気が高くなったこともあって、フロント21インチ、19インチともに各タイヤメーカーから良い製品が多くリリースされるようになりましたけど、このアドベンチャースポーツのOEMタイヤの特性も、とても合っていると思いました。

あと燃料タンクが大容量になっていることも、アドベンチャースポーツの大きな魅力ですね。どうしても一般的なバイクって、300km走行くらいで必ずガソリン補給しないといけないじゃないですか。

行く地方によってはガソリンスタンドが少なかったり、休日には営業してなかったり、夜の8~9時には閉まってしまったりて、おそらく皆さんも過去のツーリングで、ガス欠しそうになって「ヤバイどうしよう…」というのを経験していると思います。

その点で都内を出発して、約300km先のロケ地である会津若松周辺まで走っても、ガソリンに余裕のあるアドベンチャースポーツの航続距離は素晴らしいです。

またアドベンチャースポーツの燃料タンクは、大容量なのに満タンにしても重さを感じないんです。

画像2: 21インチとは思えないほどハンドリングが良い 大径ホイールのネガをほとんど感じません

昔のオフロードバイクのビッグタンク仕様は、満タンにして傾けると、こらえられない重さを感じたものですけど、アドベンチャースポーツはバイクから降りての押し引きをしているときも、燃料が少なかった時との差をほとんど感じませんでした。

この辺りは、車体に関する技術の進歩を感じましたね。

リアブレーキはオフロード走行向けにABSをオフにすることができるそうですが、今回はオンロードのみだったので試しませんでした。

フロントブレーキは310mm径のダブルディスクにラジアルマウントの4ポットキャリパーの組み合わせですが、効きもフィーリングも非常に良いですね。

アドベンチャースポーツはスタンダードのアフリカツインよりもサスペンションのストローク量を増やしているとのことですが、乗り心地自体は以前乗った初期型の方が良かった気がしました。

あれは無限のストローク感があったように記憶しています。

ローダウンのタイプLDだから、サスペンションの突き上げ感が強まっているような気もしますね。

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