モト・グッツィの隠れた特徴でもある燃料タンクの大きさも健在。容量は21Lで、400km前後の航続距離を可能としています。
排気量は853㏄、シート高は830mmと、日本の道路環境や日本人の体格にも無理がないサイズ感も好印象です。
エンジンは、完全なる新設計。レーシングマシンに使われるチタンなどの素材の使用により、80HP(59kw)の最高出力と80N・m/5,000rpm の最大トルクを発生させます。
極低回転でも高い駆動力を発生するマンデッロツインの伝統を受け継ぎ、3,750rpmで90%のトルクを発生するのも特徴です。
電子制御システムによるライディングモード機構も搭載。エンジンマッピング、ABS設定、トラクションコントロール、ライドバイワイヤの4軸により、「Road」「Rain」「Off-road」といった3種のモードを都度選択できます。
シャシーも同様に新設計となります。タイヤは前が19インチ、後ろが17インチを採用。軽いダートならノーマル状態でも走れるでしょう。
また、乾燥重量は208kgと、比較的軽く、取り回しや信号待ちで足をついた時も安心。
ライディングポジションは背中の負担が少ない直立姿勢。総合的なコントロール性を重視して、脚の曲がりは少なく、調整式ハンドルバーが無理なく握れるようになっています。
さらに、シート下には実用的な収納スペースが確保されています。
フロントのアップフェンダーと美しいデュアルフロントヘッドライトもモト・グッツィの歴史に裏付けられたものであり、それぞれ1996年のNTX650と1989年のQuota1000で採用されたスタイリッシュで機能的な装備です。
パニアケースや大型スクリーン、オーリンズ製ショックアブソーバー、コンフォートシートなど、多彩なオプションパーツは、日本でも用意される見込みで、拡張性は高く、がっちりとロングツーリング仕様にカスタムしていくこともできそうです。
メーカー希望小売価格は「プレミアムグラフィック」が税込142万5,600円、「スタンダードグラフィック」が139万8,600 円となります。
2019年3月22日(金)から発売され、出荷開始は6月より順次となる予定です。
【主なスペック】
シート高:830㎜
車両重量:229㎏
エンジン形式:空冷4ストOHV2バルブ縦置き90°V型2気筒
総排気量:853㏄
ボア×ストローク:84×77㎜
圧縮比:10.5
最高出力:80HP(59kW)/7,750rpm
最大トルク:80N・m/5,000rpm
燃料タンク容量:21L
変速機形式:6速リターン
タイヤサイズ(前・後):110/80-19・150/70-17
ブレーキ形式(前・後):ダブルディスク・シングルディスク
プレミアムグラフィックは、「サハライエロー」と「カラハリレッド」(税抜142万5,600円)
スタンダードグラフィックは、「アストラスブルー」と「アタカマグレー」(税込139万8,600円)
オンオフ問わないたくましい走りっぷりは公式動画でご覧ください!(1分00秒)
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モト・グッツィ公式ウェブサイト
写真は海外仕様車のため日本仕様車とは一部異なる場合がございます。またパニアケースやトップケースなどオプションパーツを装着した車両も掲載しています。