人気のスヴァルトピレンの639ccエンジンバージョン
オフロードに強い老舗オートバイメーカーとして知られるハスクバーナ。
近年はKTMの傘下に入り、KTM製エンジンを用いながらもその豊富なノウハウを活かしたハスクバーナらしさを失わない個性的なモデルを続々と送り出して、根強い人気を集め続けている。
そんな新生ハスクバーナでも一際異彩を放っているのが、2014年にコンセプトモデルとして公開、ついに2018年に発売されたヴィットピーレン401とスヴァルトピーレン401だ。
ハスクバーナが得意としてきた純オフロードモデルではなく、ヴィットピーレンはカフェレーサー、スヴァルトピーレンはスクランブラー。
いずれも流麗でモダンなスタイルで、その軽量コンパクトな車体に積まれたエンジンは、KTMの390デューク系375cc水冷シングル。
軽快でスポーティな走りとスタイリッシュな出で立ちが注目を集めている。
さらに一回り大きい車体にヴィットピーレンのスタイルを組み合わせ、KTM690デューク用ベースの693ccユニットを搭載した上級モデル、ヴィットピーレン701も後を追うようにデビューを果たした。
そして2018年のインターモトでは、ヴィットピーレン701と対になるスヴァルトピーレン701のコンセプトモデルが展示されていた。
コンセプトモデルということで、保安部品なども備えていない状態ではあったが、基本的なメカニズムはヴィットピーレン701と共通。
外装デザインをオフロード風にリファイン、ブロックパターンのタイヤ装着などで、スクランブラー風に変身させている。
現時点で詳細は不明だが、市販バージョンの登場はもはや間近だろう。
DETAILS
LEDを採用するヘッドライトは、他の何にも似ないデザインを採用。
ハスクバーナのロードモデルであるアイデンティティにもなっている形を踏襲している。
パワフルなことで定評のあるKTM690デューク用ベースの692ccDOHC水冷シングル。
スペック的にはヴィットピーレン701用とほぼ同じものになるだろう。
今回展示されていたのはコンセプトモデルのため、メーターも備えていなかったが、市販版ではヴィットピーレン701に準じたメーターが装着されると思われる。
タイヤがブロックパターンのピレリ・スコーピオンに変更され、ブレーキキャリパーがブラック仕上げにされてはいるが、WP製サスをはじめとする足回りはヴィットピーレンに近い構成。