オートバイ用レー探として熟成の域に達している
楽しいはずのライディングを一瞬で暗転させるのが事故と違反。
各種の速度取り締まりを報せてくれるレー探(取り締まり警報器)は違反逃れのための装置と思われがちだが、交通の流れ全体が速度超過しているときなどの、うっかり違反を報せてくれる安全運転支援ツールとして使っている人も多い。
オートバイ用レー探の定番商品となっているのがデイトナのモトGPSレーダーシリーズで、操作性と機能を高めた最新バージョンが『4』。
既存モデルの『LCD3・0』より本体を小型化したことでハンドル周りへの装着自由度が増し、機能設定用スイッチもボタンタイプに変更されてグローブを着けたまま確実に操作できるようになった。
加えて約3〜6時間使用可能な内蔵バッテリー、USB電源からの充電/給電、IPX7相当の防水構造、インカムとのブルートゥース接続機能といった現実的な使いやすさも備えている。
従来のGPS衛星に加え、グロナス、ガリレオ、みちびき、ひまわりの信号も受信して位置精度が高まったほか、新たに運用が開始された移動式/可搬式/半可搬式の小型オービスにも対応。
Xバンド/Kバンドのレーダー波、取り締まり連絡無線も受信して警告してくれる。
新設オービスの情報などが一切無料、期限なしでダウンロードでき、常に最新状態にしておけるのも嬉しいポイントだ。
ハンドルミラー部に取り付けるオートバイ用ステーのほか、クルマのダッシュボードに貼り付けるステーも用意されているので、1台あればオートバイと自動車の両方で使えるのも便利。
多機能ゆえに自分に合った設定を試す必要があるから、ツーリング前に時間的な余裕を持って導入することをお勧めする。
Photo:南 孝幸
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