シンプルで使いやすく、持ち運びも楽で低価格
物理的にオートバイを移動できなくする盗難抑止アイテムとしてはU字ロック、チェーン、ディスクロックの3種類がメジャーだが、徐々に認知度を上げているのがスロットルグリップに固定してフロントブレーキレバーを握った状態にするレバーロック。
間違いなく目に入る場所に装着するので外し忘れて走り出してしまう心配がないし、視覚的な盗難抑止効果も高い。
ミツバサンコーワのレバーロックには振動を検知するとアラームを鳴らすバイスガードⅡがあるが、新登場したダイヤルレバーロックは、軽くて頑丈なアルミダイキャスト製ボディと任意に設定できる3桁のダイヤルキーを組み合わせ、アラームを省くなど部品構成のシンプル化によって軽量・コンパクトに仕上げられていることが特徴だ。
使い方はアームを開いてスロットルグリップにボディを被せ、ブレーキレバーの位置を合わせてアームを閉じ、キーユニットを差し込むという手順。
ブレーキレバーを引いた状態で固定され、スロットルも回らなくなるので、ディスクロックと同じくフロントタイヤを台車などに乗せない限り移動は困難。
油圧ブレーキ車ならほとんどの車種に取り付けられる汎用性の高さも備えている。
外すときはダイヤルを任意に設定した3桁の数字に合わせてキーシリンダーを引き抜き、アームを開くだけ。
バイスガードⅡよりも大幅に小型化されて持ち運びやすくなったことも魅力だ。
カラーバリエーションが豊富でオートバイとカラーコーディネートできるのも楽しいし、4千円台という価格で買いやすいから、とりあえず一度使ってみることを推奨したい。
Photo:南 孝幸 Model:梅本まどか