自由自在に操れる3気筒ネイキッドスポーツ
YZF-R1にも採用される“クロスプレーン・コンセプト”を取り入れた、新型の846㏄水冷3気筒エンジンはシャープで力強いパワー特性。
3気筒エンジンのコンパクトさを活かしてデザインされた車体は、マスの集中化を進めるマスフォワードシルエットに基づく、スリムで個性的なネイキッドスタイルだ。
剛性バランスに優れる軽量アルミフレームに、ストロークが長めで動作性に優れるサスペンションを装着し、自由自在で俊敏な走りを可能とする。
妥協して選ぶのでなく納得して選べる一台‼
MTシリーズはヤマハの中でも特に個性的で、使い手のメンタルな部分に訴える魅力に特化している。
それは所有する喜び、走る喜び、操る喜びだったりと、感触をセールスポイントすることが多い。
中でも、このMT-09 はモタードテイストを秘めたアーバンスポーツという初めてのキャラクター。
エンジンは操作上の邪魔になるリアクションを排除するというクロスプレーン構想で造られた3気筒。低回転域からトルキーで、回せばこのクラスのストリートモデルとしてはかなりパワフルだ。
スポーティな走りでは非常に元気のいいキャラクターだ。
しかも車重も軽く、重心も低いのでハンドリングは軽快。
峠道でのキレのいい身のこなしだけでなく、街中でのその取り回しやすさも魅力。
力と身軽さを武器にする元気のいいだけのバイクというのではなく、それにプラスして、どんな走りにも適応する使い勝手の良さをが魅力のスポーツと言える。
また、足回りがしなやかでかなりソフトなことも相まって、街中、低中速域メインのツーリングなどでも快適な乗り心地を発揮する。
さらに、リッタークラスに近いアッパーミドルでありながら、プライスが抑えられているのも魅力。
それでいて安っぽさがまるでない。妥協ではなく魅力で選べるスタンダードスポーツだ。
自由自在のライディングポジションが可能 ライダー身長176㎝ 体重:68㎏
車体がスリムなので、足着き性は良好。そのためシートの高さをあまり感じない。
基本的には上体の起きた姿勢になるのでハンドルも抑えやすく、ステップ位置と座面がフラットなシートのおかげで着座位置の自由度が大きい。
そのためかなり色々な姿勢を自由自在に選ぶことができる。