モダンにしてクラシック、最先端レトロフォルム急襲!

アライヘルメットの旧ラパイドシリーズのアイコンといえば、マウスベンチレーションの3本スリットをイメージする方も多い事だろう。

そんな3本スリットのラパイドが「ラパイド・ネオ」として復活を果たした。

エッジの効いたアゴ部のデザインにより、ラパイドならではの3本スリットを強調しつつ、頭部にはデフューザーなどのダクトを用いないシンプルなフォルムを形成している。

画像: 旧ライパイドシリーズの象徴ともいうべき3本スリットの復活に、多くのファンは喜ぶ事だろう。

旧ライパイドシリーズの象徴ともいうべき3本スリットの復活に、多くのファンは喜ぶ事だろう。

アライヘルメットの滑らかな曲面にこだわりが伺える部分であると言えよう。

頭部にダクトを持たないものの、インナーライナにエアルートを配した新開発ライナーを採用。

画像: 帽体を後方から見ると、そのシンプルに丸みを帯びた曲面が良く解るはずだ。もしもの擦過時に、極力引っ掛からない様にするといったアライヘルメットの拘りだ。

帽体を後方から見ると、そのシンプルに丸みを帯びた曲面が良く解るはずだ。もしもの擦過時に、極力引っ掛からない様にするといったアライヘルメットの拘りだ。

これは、後頭部裾にあるスリットにより、走行風の負圧を利用して、積極的にムレを排出するといった仕組みになっている。

画像: 3本スリットの内側には、走行風の流入をコントロールするマウスシャッターを設けている。状況によって調整できる気遣いがうれしい。

3本スリットの内側には、走行風の流入をコントロールするマウスシャッターを設けている。状況によって調整できる気遣いがうれしい。

さらに、頭部の曲面を増やす目的で開発されたVASシールドシステムなど最新のテクノロジーを導入していることもポイントだ。

画像: 無骨なイメージのホルダーレスシステムを採用したVASシールドは、従来のものに比べ帽体の滑らかな面を増やす効果がある。

無骨なイメージのホルダーレスシステムを採用したVASシールドは、従来のものに比べ帽体の滑らかな面を増やす効果がある。

どことなく80年代を彷彿させるクラシカルなシルエットでありながらも、モダンな仕上がりをみせるラパイド・ネオは、多様化するオートバイのジャンルを選ばない画期的なフルフェイスヘルメットかもしれない。

文:山口銀次郎/写真:柴田直行

Arai HELMET「RAPIDE NEO」ラパイド・ネオ

帽体:PB-cLc2(ペリフェラリー・ベルテッド・コンプレックス・ラミネート・コンストラクション・スクエア)
規格:スネルJIS
サイズ:54cm、55-56cm、57-58cm、59-60cm、61-62cm
カラー:フラットブラック、レッド、ホワイト、モダングレー
メーカー希望小売価格:4万9,680円(税込)

アライヘルメット 公式サイト

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