前戦の関東大会では、3位表彰台に立ちランキング6位へ上がったGOSHI Racingの石浦。第3戦の舞台である世羅グリーンパーク弘楽園は、昨シーズンのリニューアルからさらに進化していた。世羅の路面は、ハードパックの代名詞とも言えるものだったが、掘り返しと散水によってコーナーに轍もできやすいコースコンディションに。何本かのラインの深い轍ができた。
写真・文/松永秦
スタートが勝敗を決めるともいえるコースレイアウト
スタートを出られれば、比較的タイムを出しやすいレイアウトではあったが、パッシングポイントは少ない。スタートで出遅れると順位の回復は難しくなる。
「広島のコースは全日本コースで1番苦手なんです。緩いアールのコーナーが多いのが苦手です。なかなかスピードを乗せづらい。今回は土が入ったので、轍が多くいつもの広島より走りやすかった」と石浦は言う。
予選はBグループ、IA2の道脇右京がトップを独走することとなった。石浦はスタートを3番手で飛び出し、その後、田中教世にパスされ予選を4位で終えた。予選のベストタイムも57秒台で、決勝ヒートでは上位でのゴールが期待できる。