ビギナーからベテランまで、幅広い層のライダーに愛されている250スポーツ。特にフルカウルスポーツモデルは、各社から魅力的なモデルが続々とリリースされているカテゴリーだ。ここで、登場したばかりの新型R25とライバルを、走り、使い勝手、装備をじっくり比較しながら、それぞれの魅力を検証していこう。

スペック以上に爽快な走り

画像: 52万7040円/53万8920円 ●水冷4ストOHC2バルブ並列2気筒●248㏄●24PS/8000rpm●2.2㎏-m/6500rpm ●178㎏●15L●110/80-17・140/70-17

52万7040円/53万8920円
●水冷4ストOHC2バルブ並列2気筒●248㏄●24PS/8000rpm●2.2㎏-m/6500rpm
●178㎏●15L●110/80-17・140/70-17

一般道→高速道路→峠道と各車を試乗してみて、移動区間で一番気持ちよかったのがGSX。

パワースペック以上に実際の発進加速が力強く、振動も少ないのでクルージングも快適。

画像1: スペック以上に爽快な走り

峠道の登り区間をフル加速するような場面ではさすがにパワー不足を感じるが、中回転域を使ったツーリングペースなら不満ナシ。

80扁平の太いフロントタイヤの絶大な接地感と合わせ、舗装林道のような荒れた峠道でも不安なく走れる。

画像2: スペック以上に爽快な走り

RIDING POSITION 身長:176㎝ 体重:62㎏

画像7: RIDING POSITION 身長:176㎝ 体重:62㎏

車体が大柄で、ステップとシート着座位置の間隔が大きく、下半身のリラックス度はナンバーワン。

足着き性は標準的で、身長160㎝台前半の女性でも両足が着く。

画像8: RIDING POSITION 身長:176㎝ 体重:62㎏

タンデムシート部が高いので乗り降り時には注意したい。

取り回しの良さはピカイチ!

タンデムCHECK タンデムライダー  身長:163㎝ 体重:43㎏

画像1: 取り回しの良さはピカイチ!

ステップ位置がほど良く、足を乗せていて楽でした。

でも、タンデムシートの位置が高いので、乗車にちょっと手間取るのと、ライダーとはちょっと距離がある感じ。

その分、見晴らしの良さは◎です。

取り回しCHECK

画像2: 取り回しの良さはピカイチ!

一番、思うようにバイクを取り回せたのがこのGSX。

ハンドルの幅や高さも手のひらで押しやすい絶妙なポジションで、ハンドル自体もけっこう切れる印象。

4台の中ではダントツに取り回しがしやすかったです。

ハンドル位置CHECK

画像: 幅 43㎝ 高さ 91.5㎝ 切れ角 左右NA

幅 43㎝ 高さ 91.5㎝ 切れ角 左右NA

ハンドルはトップブリッジよりも上に設置。

4車の中でもっともハンドルの垂れ角がゆるやかで、フルロックしてもグリップとタンクの空間にはだいぶゆとりがある。

DETAILS

画像4: DETAILS

タンデムシート下に収納式のフックベルトを備えるが、それぞれのピッチは狭め。

大きなバッグの固定にはウインカーステーが便利。

画像5: DETAILS

特徴的なヘッドライト形状など、GSX-Rシリーズを彷彿させるスポーティなマスク。

ヘッドライトはオーソドックスなハロゲン。

PHOTO:南 孝幸、森 浩輔 TEXT:太田安治、木川田ステラ、野里卓也、本誌編集部

公式サイト

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