アクティブ派のバイク乗り必見! 腕時計にスマートフォンのような機能が備わった、CASIOのスマートウォッチ「WSD-F30」は、バイクで使ってみたら最高でした!

抜群に使いやすく進化した「PROTREK Smart WSD-F30」

画像1: 抜群に使いやすく進化した「PROTREK Smart WSD-F30」

アウトドア好きに限らず、世界中の腕時計ファンから愛されているCASIOのプロトレックシリーズ。そのプロトレックに「スマートウォッチ機能」を備えたモデルがプロトレック•スマートです。

2019年の1月18日に発売になった最新モデルの「WSD-F30」は、プロトレック•スマート3代目のモデルになります。

基本的にはトレッキングやアウトドアスポーツに特化した腕時計なんですが、バイクでも様々な使い方ができるのでは? と思いまして、数週間にわたってハンズオンしてみました!

画像2: 抜群に使いやすく進化した「PROTREK Smart WSD-F30」

そもそも「スマートウォッチ」ってなに?

画像: オシャレなケースに収納されている「WSD-F30」。腕時計を買った時の箱を開ける瞬間って、なんともワクワクしますね!

オシャレなケースに収納されている「WSD-F30」。腕時計を買った時の箱を開ける瞬間って、なんともワクワクしますね!

スマートウォッチとは、腕時計にスマートフォンのような機能が備わった腕につける電子機器のこと。i Phoneと連携して使う「アップルウォッチ」などが有名ですね。

このWSD-F30にはGoogle(Android)が提供しているオペレーションシステム「Wear OS by Google」が搭載されています。

このOSについては後ほど詳しくご説明しますね。

画像: Gショックを始め、長きに渡り様々なデザインの腕時計を作って来たCASIOらしい、とてもカッコいいデザイン。時計のディスプレイにGoogle Mapが表示されています。ついにこんな時代が来たのですね!

Gショックを始め、長きに渡り様々なデザインの腕時計を作って来たCASIOらしい、とてもカッコいいデザイン。時計のディスプレイにGoogle Mapが表示されています。ついにこんな時代が来たのですね!

スマートフォンのように指で操作できる腕時計

画像: スマートフォンのように指で操作できる腕時計

スマートフォンのように指で画面を操作して使用できます。

その機能は時計だけにとどまらず、様々なツールやアプリを使うことで、トレッキングやフィッシング、サイクリングやウインタースポーツなどのアクティブスポーツで最高の友になってくれる腕時計なんです。

WSD-F30がどんな腕時計なのかをざっくりと理解するために、まずはこちらの30秒ムービーをご覧下さい!

この時計でどんなことができるの? 30秒で分かるプロモーションムービー!

画像: CASIO PRO TREK Smart WSD-F30 Promotion Movie (口笛30秒 ver.) www.youtube.com

CASIO PRO TREK Smart WSD-F30 Promotion Movie (口笛30秒 ver.)

www.youtube.com

旧モデルとどこが変わった?

画像: 旧モデルとどこが変わった?

旧モデル「WSD-F20」との比較写真です。よく見るとデザインもよりアグレッシブに進化していますね。

デジタル画面を中心に時計そのものが小さくなっており、時計の厚みも薄くなっています。ですので、バイクウエアの上からでもかさばらず、普通の時計をしているのと同じ感覚で使用できます。

デジタル機器は小さく軽く進化していくことが課題のひとつなんですね。

サイズがコンパクトになってより使い勝手が向上!

画像: 旧モデルとサイズを比較したイラスト。数値にしてみると数mmの変化ですが、実物ではひと回りほど小さくなった印象です。この小径化はアクティブに動くアウトドアスポーツ時に嬉しいアップデートです。

旧モデルとサイズを比較したイラスト。数値にしてみると数mmの変化ですが、実物ではひと回りほど小さくなった印象です。この小径化はアクティブに動くアウトドアスポーツ時に嬉しいアップデートです。

アクティブな環境にマッチするデザインでカラーは3種類を用意!

画像: 左からブラック(WSD-F30-BK)、オレンジ(WSD-F30-RG)、ブルー(WSD-F30-BU)の3色展開。アウトドアはもちろん、普段使いでも映えるデザインですね。いずれも価格は6万1000円(+税)

左からブラック(WSD-F30-BK)、オレンジ(WSD-F30-RG)、ブルー(WSD-F30-BU)の3色展開。アウトドアはもちろん、普段使いでも映えるデザインですね。いずれも価格は6万1000円(+税)

【主な仕様】
GPS 機能:搭載(GPS、GLONASS、みちびき対応)
カラー地図機能:搭載 (オフライン対応、最大5ヶ所まで保存可能)
OS:Wear OS by Google
ディスプレイ:1.2インチ 2層ディスプレイ カラー有機EL (390 × 390 ピクセル) + モノクロ液晶
タッチパネル:静電容量式タッチパネル (防汚コーティング対応)
防水性能:5気圧
耐環境性能:MIL-STD-810G (米国国防総省が制定した米軍の物資調達規格) 準拠、耐低温仕様 (-10℃)
センサー:圧力 (気圧/高度) センサー、加速度センサー、ジャイロセンサー、方位 (磁気) センサー
マイクロフォン:搭載
バイブレーター:搭載
バッテリー:リチウムイオン電池
無線:BluetoothR V4.1 (Low Energy)
Wi-Fi :(IEEE 802.11 b/g/n)
ボタン:MAPボタン、電源ボタン、TOOLボタン
充電方式:マグネット圧着式充電端子
充電時間:常温で約3時間
電池寿命:通常使用:約1.5日/時計とセンサーのみ(マルチタイムピースモード):約1カ月(使用環境によって変動します)
本体サイズ:約 60.5×53.8×14.9 mm (ボディ部分の縦×横×厚さ)
質量:約83g (バンド含む)
本体価格:6万1000円+税

より使いやすくなったディティールを細かくチェック!

画像1: より使いやすくなったディティールを細かくチェック!

それでは時計のディテールを細かく見て行きましょう。

様々な衝撃を緩和する保護ベゼルに覆われたデジタル画面は、防汚コーティングが施された専用ガラスになっています。

また、画面を触れない状況でも声で文字を入力したり、アプリの機能を呼び出したりできる内蔵マイクも備わっています。

画像2: より使いやすくなったディティールを細かくチェック!

腕時計はボタンの数が多すぎると逆に使いづらくなるので、時計右側面にはボタンが3つだけ配置されたシンプルな設計。

中央のメインボタンはアプリを起動したり設定を変更したりできるメイン電源ボタンになっています。

その左右に、気圧計やコンパスなどを起動するツールボタン、GoogleMAPを起動するMAPボタンが配置されています。

画像3: より使いやすくなったディティールを細かくチェック!

時計左側面には、中央に腕の動きなどに反応してくれるCASIO独自規格の圧力センサー、充電ソケットが備わっています。

充電は専用ケーブルでUSB接続

画像: 充電は専用ケーブルでUSB接続

時計のバッテリー充電は付属のUSB専用ケーブルで充電します。

端子の先端にマグネットが埋め込まれていて、吸い付くように接続できます。

バッテリーが10%以下から充電してみましたが、体感的には2時間半程度でフル充電が可能でした。

画像: これが付属品の専用ケーブル。別売で購入することも可能です。(3000円+税)

これが付属品の専用ケーブル。別売で購入することも可能です。(3000円+税)

シチュエーションによって使い分けれる二層ディスプレイ!

画像: シチュエーションによって使い分けれる二層ディスプレイ!

WSD-F30最大の特徴が「二層構造ディスプレイ」です。

この機能はスマートフォンのようなカラー液晶の「有機ELディスプレイ」と、消費電力を押さえて必要な情報だけを表示する「モノクロ液晶ディスプレイ」を瞬時に切り替えることができます。

まるでふたつの時計を同時に付けているような感覚になりますね。

画像: シンプルな「モノクロ液晶ディスプレイ」時のイラスト。通常時はこのディスプレイになっており、メインボタンを押して、アプリやツール機能を呼び出します。

シンプルな「モノクロ液晶ディスプレイ」時のイラスト。通常時はこのディスプレイになっており、メインボタンを押して、アプリやツール機能を呼び出します。

画像: モノクロ液晶モードでも方位計や気圧計、高度計などを表示するアウトドアモードと、時計や日にち、バッテリー残量を表示する日常モードから選べます。

モノクロ液晶モードでも方位計や気圧計、高度計などを表示するアウトドアモードと、時計や日にち、バッテリー残量を表示する日常モードから選べます。

時計にGPS機能が内蔵されているので電波のない場所でも使用できる

画像: 時計にGPS機能が内蔵されているので電波のない場所でも使用できる

GoogleMAPなどの地図機能を使う場合は、基本的にはスマートフォンと繋いで使用しますが、WSD-F30にはGPSが内蔵されているので、時計単体でも現在地を知ることができます。

地図を予めダウンロードしておけば、オフラインで使用することもできるので、スマートフォンの電波の届かないエリアでも気兼ねなく使えるのがいいですね!

どれにするか迷うほど!? 時計のデザインは選べるマルチインターフェース

画像: どれにするか迷うほど!? 時計のデザインは選べるマルチインターフェース

WSD-F30は時計のディスプレイを自由に変更することができます。

標準でいくつかのデザインが選べるようになっていますが、新しいディスプレイデザインをスマホと接続してダウンロードすることもできるんです。

気分や用途によってインターフェイスを変えられるので、時計のデザインに飽きがくることもありませんね。

3つのモードを使い分かることでバッテリーが長持ちに!

さて、スマートウォッチで気になるところはバッテリーの持ち具合でしょう。

もちろんディスプレイの表示頻度やモード、使い方によって消費電力は変わってきますが、WSD-F30では3つのモードを備えています。

画像1: 3つのモードを使い分かることでバッテリーが長持ちに!
画像2: 3つのモードを使い分かることでバッテリーが長持ちに!
画像3: 3つのモードを使い分かることでバッテリーが長持ちに!

バッテリーを長持ちさせたい普段使いでは「マルチタイムピースモード」、キャンプやトレッキングなど、アクティブに使用したい時は「エクステンションモード」、スマートウォッチの機能をフルで使用したいときは「通常モード」など、用途やシチュエーションによって消費電力を押させることができるんです。

スマートフォンと連動して使う「Wear OS」って?

画像1: スマートフォンと連動して使う「Wear OS」って?

この時計の最も便利な機能なのが、「Wear OS by Google」の搭載です。

Wear OSとは、腕時計にAndroid OSが備わったような感じのオペレーションシステムで、スマートフォンのようにアプリをインストールして使ったり、フィットネス データの管理やSMS の送受信、Google アシスタントの利用など、スマホを取り出さなくても腕時計で様々なことができるようになるソフトウェアです。

画像2: スマートフォンと連動して使う「Wear OS」って?

スマートフォンとの連動はとても簡単で、Android端末にWear OSをインストールし、Bluetoothでペアリングするだけ。

もちろんアップル製品のiOSでも使用できます。その際はWifiが必要になります。

時計以外の機能が盛りだくさん! アプリをダウンロードして使える

画像: 時計以外の機能が盛りだくさん! アプリをダウンロードして使える

これでインターネットに接続し、WSD-F30にアプリをインストールしたり、地図を更新したりと様々なことができるようになります。ちなみに、スマホ対応のバイク用グローブをしたままでも指先で操作が可能でした。

天気情報やアラーム機能など、標準装備のアプリもたくさん!

画像: 天気情報やアラーム機能など、標準装備のアプリもたくさん!

WSD-F30は天気情報やアラーム、ストップウォッチやデータロガーなどのアプリが標準で備わっています。また、スマートフォンのように様々なアプリをダウンロードして使うことができます。

バイク乗りに嬉しい、今後の「天気情報」

画像: いちいちスマートフォンを取り出さなくても腕時計でこれからの天気予報が見られるのはライダーにとってとても助かりますね。

いちいちスマートフォンを取り出さなくても腕時計でこれからの天気予報が見られるのはライダーにとってとても助かりますね。

地図アプリなどをダウンロードして使える!

画像: 地図アプリなどをダウンロードして使える!

WSD-F30に標準でインストールされているGoogle Mapの他にも、様々な地図アプリをダウンロードして使うことができます。

登山家たちから絶大な人気を誇る地図アプリ「YAMAP(ヤマップ)」をダウンロードしてみました。

WSD-F30にはGPSが内蔵されているので、スマホの電波が入らないような山奥へ出掛けても、現在地を知ることができちゃいます!

スマホと接続していれば、LINEの通知なども表示される!

画像1: スマホと接続していれば、LINEの通知なども表示される!

スマートフォンとBluetoothでペアリングしておけば、スマホに届いたLINEやメール、その他の情報などがリアルタイムでWSD-F30に表示されます。

画像2: スマホと接続していれば、LINEの通知なども表示される!

通知は内蔵のバイブレーションで知らせてくれますので、バイクに乗っている時でも気がつきやすいのがいいですね。実際に使ってみて、ツーリングの待ち合わせなどで重宝しました。

確認だけでなくそのままLINEの返信も可能

画像: 確認だけでなくそのままLINEの返信も可能

スマホを取り出すことなくWSD-F30からLINEの返信もできました。

スタンプやキーボード入力の他に手書きで文字を書くこともできます。

長文の返信ならスマホを取り出して文字を打った方が早いですが、ちょっとした返信なら腕時計だけでできちゃいます。

「あれ、スマホどこだっけ?」と言うときも、スマホを鳴らして知らせてくれる

画像: 「あれ、スマホどこだっけ?」と言うときも、スマホを鳴らして知らせてくれる

自宅を出発する前などに「あれ、スマホが見当たらない!」っていうようなこと時々ありますよね?

そんな時はWSD-F30からスマホの呼出音を鳴らしてくれることができる便利な機能も備わっています。

これ、本当に結構便利でした(笑)

「Wear OS」のことをもっと詳しく知りたい方はこちら

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