その名は「violante」、ローマ生まれのYARD BUILTカスタム
今回のEICMAには実にたくさんの注目モデルが出展されていました。このサイトでもたくさん紹介したので「さすがにもう終わりでしょ?」とお思いの方も多いと思いますが…。
まだあるんです! 注目のモデル!
ということでご紹介するのがこのバイク。一見すると何がベースか分かりません。何となーくですが、XSR700をベースにしているっぽいことは分かりますが…。
このバイクの名前は「violante」。作ったのはイタリア・ローマにあるカスタムビルダー、ガレージ221。実はこのバイク、EICMA開幕直前の10月24日に、ローマで開催された欧州ヤマハのイベント「XT Tribute night」でお披露目されたYARD BUILTカスタムなのです。
XSR700をベースに往年のスクランブラーテイストを再現
XSR700をベースにブロックパターンのファットなタイヤを履かせて車高もアップ、これに70年代を想わせる、クラシックトレール車風の外装をマッチングさせた、なんとも味わい深い1台です。
ゼッケンの「221」は221ガレージのロゴを入れたもの。クラシックトレール風のメーターバイザーですが、ヘッドライトはしっかりLEDとして、最新のカスタムであることを主張。
見たところ、エンジンはXSR700のまま、ノーマルのCP2ユニットのようですが、ラジエターカバーにはこのように「violante」の車名ロゴがさりげなくあしらわれています。
スクランブラータイプのアップマフラーは、なんとSCプロジェクト製。てっきりワンオフかと思いましたが、信頼度の高いブランドのアイテムを採用しているあたりはさすがYARD BUILT。
タイヤはコンチネンタル製。ブレーキはウェーブディスクにブレンボのラジアルマウントキャリパーを組み合わせたもので、足回りはなにげに豪華です。
とまあ、探せば探すほど特ダネバイクが出てくる今回のEICMA 2019。ショーの模様は間もなく発売の月刊オートバイ2020年1月号をじっくり見てください!
PHOTO:EICMA、221garage