初期型の「JF28」を14万8000円で購入!
いや〜、いろいろ理由はあるんですけど、初めてメルカリでバイクを買っちゃいましたよ。専門家による状態確認もないし、保証もない。しかも安くはない買い物…スリル満点ですね。そもそも「メルカリ」って何? って方も、いらっしゃると思うんですが…そこら辺は省略します。要は個人売買です。
で、なんでメルカリで買ったかというと、急遽バイク用スノータイヤのテストをすることになりまして、サイズはPCX用、しかも現行では無く初期モデルのサイズ指定です。誰かから車両を借りることも考えたんですが、なにぶんスノータイヤですからね。もちろん撮影は雪上での走行を予定しているわけで、まぁ転倒もあり得るな…と。うん、これは借り物のバイクだと話がややこしくなる。熟考の末「テスト用に購入して、テストが終わったら同じような値段で売ればいいや」という判断に行き着いたわけです。
とはいえ、会社の経理を通して正規のルートで金策(?)すると、所有者やら手続きやらが面倒くさい。個人で購入して所有し、テスト後に売るのが一番手っ取り早いです。買った値段以上の値段で売れればお小遣い、安くなったらリアルに持ち出し。気に入って乗り続けるなら、それはそれで良し。
それでもバイクショップに行くのがベストだったんでしょうが、充分な時間も確保できないし、短時間で最適な車両を見つけるのも難しい。で、メルカリとヤフオクを日々チェックという流れになり、最終的にはご近所さんが出品していた14万8000円の車両を購入したと言うわけです。それにしても、関東ってちょっと相場が高いですよね?
今回購入したのは、コチラのPCX
2010年3月30日発売の初代ホンダ「PCX」。型式で言うと「JF28」ってやつですね。これは売れに売れたモデルで、発売から約3週間で年間販売計画台数8000台の9割を超える7400台以上の受注があったらしいです(当時、そんな公式リリースが出ました)。
全長×全幅×全高 | 1915×740×1090mm |
ホイールベース | 1305mm |
最低地上高 | 130mm |
シート高 | 760mm |
車両重量 | 126kg |
エンジン形式 | 水冷4ストOHC4バルブ単気筒 |
総排気量 | 124cc |
ボア×ストローク | 52.4×57.9mm |
圧縮比 | 11.0 |
最高出力 | 8.5kW(11.5PS)/8500rpm |
最大トルク | 12N・m(1.2kgf・m)/6000rpm |
燃料タンク容量 | 6.1L |
変速機形式 | 無段変速式(Vマチック) |
キャスター角 | 27.00゜ |
トレール量 | 86mm |
タイヤサイズ(前・後) | 90/90-14M/C 46P・100/90-14M/C 51P |
ブレーキ形式(前・後) | シングルディスク・ドラム |
メーカー希望小売価格(税抜) | 28万5000円 |
とはいえ、10年前のモデルを個人売買で購入したわけですから…
最近は中古車の相場も全体的に高値安定。ショップを覗くと、古いバイクでもそれなりの値段で販売されていて、驚かされることも少なくないです。そんな中でも重要なのは、車両のコンディションチェック。本来ならメルカリとは言え、事前に連絡を入れて車両のチェックをさせてもらうのが確実なのでしょうが、今回はそれもパス。ま、完全に運任せです。
その後、受け取った車両をいつもタイヤ交換でお世話になっているSP忠男 浅草店さんへ。
SP忠男 浅草店さんでは、タイヤ交換に加えて足回りの点検とエンジンオイルの交換もして頂いたのですが、その結果は前後サスペンションのオイル漏れ、ブレーキまわりはパッド残量も含めてOKという結論に。なんだかんだ、バイクは「止まる」が一番大事だと思っているんで、プロに見て頂いてひと安心です。
その後、スノータイヤのテストを経て、現在は日常生活のパートナーとして活用しているPCXですが、これが…いいんですよね。程よいコンパクトさと、程よい快適性。そして中古車ならではの程よい痛み具合。遠慮なく混んでいる駐輪場にも突撃できます。
乗り心地も良く、使い勝手も良いPCX、このまま所有するべきか…
ま、なんだかんだで、購入から約1カ月に渡って磨き続けていますし、見た目にも若返った感じのある初代PCX。エンジンも快調ですし、使い勝手も上々なので、アイドリングストップが効かないことなんて、段々と気にならなくなってきました(本当はアイドリングストップ・システム搭載モデルです)。これはずっと身近に置きたくなるバイクです。
これなら、まだまだ乗り続けても良いなぁ〜なんて思い始めているのですが、ここで思わぬ問題が! そう、我が家にはすでに「スペイシー100」という、実用性を極限まで追求したバイクがいるんでした! いくら便利とは言っても、原付二種スクーターの2台持ちというのは効率が悪い。さて、どうしたものか…いずれにしても、春まではこのままゼータク生活を謳歌することにしましょう!