(※webサイト ロレンス 2020年2月16日の記事より)
結構路面が荒れているのがビビります!
近年、FIM EWCは真夏の鈴鹿8耐をシーズン最終戦に設定しており、秋のボルドール24時間から次のシーズンが始まっています。今シーズン・・・2019-2020年シーズンは初開催のセパン8時間が12月に開催されたこともあり、ますますFIM EWCに参加するチームは忙しいシーズンをおくることになりましたね・・・。
他のロードレースは、その年の開幕戦にニューマシンを投入するのが常ですが、FIM EWCの場合は年を跨ぐためにシーズン中盤戦となる4月のルマン24時間にニューマシンを投入する例が多いです。しかし耐久性・信頼性がマシンに求められるFIM EWCの場合、その点で実績ある旧型機をあえて使う・・・というチームもあります。このあたりも、FIM EWCの面白さのひとつかもしれません。
2戦を終えて、FIM EWCランキングで4位につけているヤマハのオフィシャルチームであるYARTは、先日スペインのカルタヘナサーキットで2020年型ヤマハYZF-R1のテストを行いました。24時間の長丁場で序盤から首位をキープして優勝できれば大量ポイント獲得が可能なルマンでの、必勝を期してのぞんだテストなのでしょう。
けっこう路面が荒れててビビります!
こちらに紹介するのは、YARTのエース格であるN.カネパのオンボード映像ですが、あまり馴染みのないカルタヘナのサーキットって映像を見るとかなり路面が荒れている印象です・・・。
日本舗装が施工した完璧なサーキット路面の日本のコースを見慣れた目には、ここでガチ走りするの怖い・・・と思う人も多いかもしれませんね。でも、耐久レースでは決勝の間に路面状況が目まぐるしく変化するなんてことは当たり前ですから、舗装状況くらいでビビるような人にはFIM EWCライダーなんてつとまらない・・・のでしょう。
コース上のN.カネパになった気分で、彼の2020年型YZF-R1のオンボード映像をお楽しみください!
まとめ:ロレンス編集部 宮﨑健太郎