リベンジ! 荷物をリアシートに積載をしてみた!
昨年、旧モデルのレブル250で東京から山形までツーリングをしてきたのですが、まあ、荷物の積載に手こずりました。
これだけは正直ホントに「ホンダさんどうにかしてくれ!」と叫びたい。せっかくツーリングが楽しいバイクなのに、高速道路の長距離走行だって250cc単気筒とは思えないほど快適なのに、なんで荷物がこんなに積みにくいんですか!
もちろんキャリアなど荷物を積むためのオプションパーツはいろいろあります。
だけどそれって手間とお金がかかるじゃないですか。その時間とお金があれば、ツーリングに行けるのに……と僕は思ってしまうんですよ。
さて、山形ツーリングのときは、ナンパープレートに荷掛フックを増設するアイテムを使用してしまいました。でも、これは僕の中では「負け」なんです。パッキング好きの矜持として、ノーマルの状態を変えたくない、ネジ1本回したくない、というヘンなこだわりがあります。
そこで、リベンジ!
今回使ったのは、ストレッチコードと、ロープで作った輪っかのみ。
まず前部分は、リアショックの付け根にロープの輪っかを通します。これで前側は設置完了。
問題は後ろ。目を付けたのはリアシートを留めている1本のボルトでした。
完成!!
容量25Lのバッグをストレッチコードで積載することができました。
ボルト1本外すことなく積載できた今回の方法は、僕の中でやっと「勝ち」をつかんだ、という感慨があります。
ロープの輪っかはあえて目立つ色を使っていますが、実際にオーナーさんは車体色に合わせたり、黒を選んだりすると悪目立ちもしませんよ。
最後にリアシートのサイズを参考まで。
座面はフラット。ただ、いかんせんシート自体が小さいので、大きなバッグを安定させて積むのは難しいでしょう。安全確実に大荷物を積むなら、やはりカスタムパーツに頼るのが無難です。
東京散歩をしながら思ったこと
荷物を積んだレブル250に乗って東京のベイエリアを30kmほど走ったお散歩ツーリング。思ったのは「やっぱりレブルはいいなあ~」ということ。
クルーザールックだけどエンジンは250cc単気筒。この水冷エンジンはCRF250Lなどとベースは共通で、とても小気味いい。
街中でスイスイと機敏に走れます。車両重量は170kg。250ccミッション車の中では少しだけ重めなんですが、そもそももっと大きな排気量のバイクと比べれば充分軽い。
しかもシートが低くて、跨ったままでの取り回しも楽なんで、ホントに気軽で気楽。
街ではキビキビ走れて、ロングツーリングも意外と快適。のんびり走るのも心地いいし、峠だってけっこう楽しいんですよ。
自分がいま学生だったら、最初のバイクにレブル250を選んでいた気もします。
だって、何だかモテそうじゃないですか(笑)。
そんなことを感じた東京お散歩インプレでした。ロングツーリングやキャンプツーリング・インプレもそのうち行ないます! やっぱりこのバイクにキャンプ道具を積んでこそ「完勝」だと思うので。
文・写真:西野鉄兵
Honda Rebel 250/Rebel 250 S Edition 主なスペックと価格
※《 》内はRebel 250 S Edition
全長×全幅×全高 | 2205×820×1090mm |
ホイールベース | 1490mm |
最低地上高 | 150mm |
シート高 | 690mm |
車両重量 | 170kg《171kg》 |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ単気筒 |
総排気量 | 249cc |
ボア×ストローク | 76.0×55.0mm |
圧縮比 | 10.7 |
最高出力 | 19kW(26PS)/9500rpm |
最大トルク | 22N・m(2.2kgf・m)/7750rpm |
燃料タンク容量 | 11L |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター角 | 28.00゜ |
トレール量 | 110mm |
タイヤサイズ(前・後) | 130/90-16M/C 67H・150/80-16M/C 71H |
ブレーキ形式(前・後) | シングルディスク・シングルディスク |
メーカー希望小売価格(消費税10%込) | 59万9500円《63万8000円》 |