かたや、1990年代の4気筒。かたや、2気筒の最新モデル。同じホンダ、同じ、CBR250RRという車名。時代背景やマシンの成り立ちは違えど、当代きってのスーパースポーツという基本コンセプト、そして走りにかける情熱は同じ。
新旧CBR250RRの徹底比較バトル、今回は「エンジンフィール編」をお届け!

ホンダ「CBR250RR」(2019年)の2気筒エンジン

高回転・高出力型のDOHC4バルブ並列2気筒エンジンは、低中速域での力強さと、高回転までシャープに吹け上がる特性を両立。補機類のレイアウトも見直し、単気筒なみのスリムさも実現。

画像: [エンジン形式]水冷DOHC4バルブ並列2気筒 [排気量]249㏄ [ボア×ストローク]62.0×41.3㎜ [最高出力]38PS/12500rpm [最大トルク]2.3㎏-m/11000rpm

[エンジン形式]水冷DOHC4バルブ並列2気筒
[排気量]249㏄
[ボア×ストローク]62.0×41.3㎜
[最高出力]38PS/12500rpm
[最大トルク]2.3㎏-m/11000rpm

画像: 途中で連通管も設けられたエキパイは2-1集合。集合部のすぐ後ろには大きめのキャタライザーが配置されている。

途中で連通管も設けられたエキパイは2-1集合。集合部のすぐ後ろには大きめのキャタライザーが配置されている。

画像: サイレンサーは3室構造。サウンドチューニングも施され、低回転域では力強く、高回転域ではドラマチックなサウンドを実現。

サイレンサーは3室構造。サウンドチューニングも施され、低回転域では力強く、高回転域ではドラマチックなサウンドを実現。

画像: 吸気はダウンドラフト。エアクリーナーから燃焼室への吸気抵抗を低減し、効率をアップさせることで高出力化に貢献する。

吸気はダウンドラフト。エアクリーナーから燃焼室への吸気抵抗を低減し、効率をアップさせることで高出力化に貢献する。

ホンダ「CBR250RR」(1990年)の4気筒エンジン

カムギアトレーンを採用する直4ユニットは、1万9000回転という高回転を可能にした、技術の粋を集めたエンジン。排気バルブの素材にはインコネルが使われている。

画像: [エンジン形式]水冷DOHC4バルブ並列4気筒 [排気量]249㏄ [ボア×ストローク]48.5×33.8㎜ [最高出力]45PS/15000rpm [最大トルク]2.5㎏-m/12000rpm

[エンジン形式]水冷DOHC4バルブ並列4気筒
[排気量]249㏄
[ボア×ストローク]48.5×33.8㎜
[最高出力]45PS/15000rpm
[最大トルク]2.5㎏-m/12000rpm

画像: 集合方式は4-2-1の360度集合。エキゾーストパイプはφ28.6㎜と小径で、排気流速を高めつつ、等価管長を長く設定している。

集合方式は4-2-1の360度集合。エキゾーストパイプはφ28.6㎜と小径で、排気流速を高めつつ、等価管長を長く設定している。

画像: サイレンサーはインパクト成型のアルミ製を採用。軽量化に貢献しながら、4室構造とすることで消音効果も高めている。

サイレンサーはインパクト成型のアルミ製を採用。軽量化に貢献しながら、4室構造とすることで消音効果も高めている。

画像: 吸気にはPV型フラットバルブキャブレターを採用。吸気ポートは上方からストレートに降りる形状で、実質ダウンドラフト吸気。

吸気にはPV型フラットバルブキャブレターを採用。吸気ポートは上方からストレートに降りる形状で、実質ダウンドラフト吸気。

文:太田安治、月刊オートバイ編集部
写真:南 孝幸、松川 忍、島村栄二、BIKERS STATION(遊風社)

月刊オートバイ4月号ではNinja ZX-25Rの新型4気筒エンジンを解説!

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