大波乱の第10ステージ。

首位、エイドリアン(ヤマハ)戦線離脱。
3000mの高地から徐々に高度を下げながら赤土の山並み、幾つかの砂丘を越えて、平地に降りると気温は43度だった。細かくアップダウンを繰り返すキャメルグラスのステージで何人ものトップライダーが足をすくわれてしまった。

初の優勝も目前の勢いにのるヤマハのエイドリアン・VBはゴール手前のたった3kmの地点で大転倒。鎖骨、胸骨を折って戦線離脱。そしてホンダの本命ケビン・ベナビスもキャメルに足をすくわれて18位。
結果、KTMのマッタス・ウォークナーが総合でも首位に立ち、KTMの牙城の厚さを見せつけられた思い。

一方、日本人ライダー・晋之介は猛暑の中で強い意地を見せつけてくれて43位(総合51位)に喰らいついた。
この日の傾向として、酷い難コースではスプリンター系の選手は足をすくわれ、以前のコマに見るような水面下すれすれの脇役が浮上する実例をそのリザルトに見た。

画像: 大波乱のステージ10

This article is a sponsored article by
''.