手にした新型アフリカツインはシートの低いスタンダード仕様
早速やってきた新型アフリカツイン。と言っても、手元にやってきたのは国内仕様。そう、つまり足つきを考慮して、日本人向けにローダウンされたモデル!
これはこれで日本のユーザーには嬉しい限りだけれど、小生身長が182cmありまして。体重も80kgを超えておりまして…。とどのつまり、小さすぎるんじゃ!(笑)
と言っても、欧州モデルと同じスペックの車格を持つこのタイプSはまだ発売されていない。それまでのつなぎとして、このローダウン、もとい、スタンダードモデルがやってきたというわけだ。
きっと僕と同じ身長のライダーは、タイプSが発売されるのを首を長くして待っているに違いない。何しろまたがるとこんな感じになっちゃうんだ。
ポジション的にきついわけです。
しかし! シートが低いといいこともある!?
でもね、これだけシートが低いと両足べったり。だから、多少足場が不安定なところを走っても、全然平気(笑)。というわけで、アフリカツインで荒れた路面のオフロードコースを走ってみた。
病み上がりで軽く乗るつもりが、なぜかこんなところに踏み込んでしまった。ローダウンモデルだから足付きばっちし。トラコンは1の設定。何も考えずトコトコ登りました。#アフリカツイン #ダートフリーク pic.twitter.com/MwIIMPDluH
— Jun MITSUHASHI(三橋淳) (@jun38c) February 12, 2020
まさに二輪二足! これならかなりの難所にも入っていけるぞ!(笑)
やっぱり自分の体格に合わせたい、と向かった先は…
この安定感が織りなす走破力はかなりの魅力だけれど、やっぱり自分のポジションにあわせたい! というわけで、岐阜にある野口シートに車体を持ち込んで、シートを作ってもらうことにした。
野口シートの野口社長とは、僕がダカール・ラリー初参戦する頃からのお付き合い。しかも今、ワークス参戦しているホンダのダカールマシン「CRF450RALLY」にも採用されている銘品なのだ。
「とりあえず車両預かるから、後は任せてくれる? ダカールスペックで仕上げるから!」
と野口社長!
というわけで、どんなシートが出来上がってくるのか? とっても楽しみです!
協力:ホンダモーターサイクルジャパン、有限会社野口装美
写真:三橋 淳、柴田直行
【次回予告】三橋 淳がこだわって発注したシートがついに完成。一体どこがどう違うのか、じっくり紹介! 次回「こだわりのシート学」をお楽しみに!