ノーマルのままキャンプツーリングもできる? スズキ「スウィッシュ」の驚くべき収納力と積載性
250ccビックスクーターが隆盛した2000年代、ブームの最盛期には、各社争うようにシート下のトランクスペースの容量を広げていきました。
いまは落ち着いていて、そこをあまり重視しなくなっている気がします。
でも、僕は言いたい。やっぱりたくさん入る方が便利だと!
スズキ「スウィッシュ」は、コンパクトな125ccスクーターながら、大容量のシート下トランクを確保しています。
ヘルメット・グローブ・レインスーツ・ストレッチコードを入れてもまだ余裕があるほど。形状的に長物も入れやすくて、とにかく重宝するでしょう。
ちなみにヘルメットホルダーも2個完備されているので、ヘルメットは外に出して、その分トランク内に何かを入れることも可能。
ガソリン給油口をフロント部分に回していることで、この大容量トランクが実現されています。
また、スクーターの定番である便利なコンビニフックを搭載。
これがあるとないでは大違いですよね。フットボードもフラットで広々しているので、大きめのバッグなどもフックに引っかけてここに置くことが可能です。
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さらに、便利なのが「フロントインナーラック」。500mlペットボトルが2本安心して入れられる深さと形状となっています。
そして、標準装備のリアキャリア。
これが非常に優秀。
荷掛フックを適所に備え、大きめバッグのパッキングなども思いのまま。
まだ試せていませんが、スウィッシュならキャンプツーリングだってノーマルの状態のままできるでしょう。
USBソケットも標準装備されているので、電源に困ることもないですし、給油口がシート内ではないため、リアシートに荷物を積むのもOK。
あらゆることを考えて便利さを追求したスウィッシュは、通勤・通学や街乗りだけでなく、ツーリングでの快適性も高いスクーターだと思います。
文:西野鉄兵/写真:岩瀬孝昌・西野鉄兵
【続編】スウィッシュは夜にも強い!?
スズキ「スウィッシュ」の主なスペックと価格
全長×全幅×全高 | 1830×690×1095mm |
ホイールベース | 1250mm |
最低地上高 | 120mm |
シート高 | 760mm |
車両重量 | 114kg |
エンジン形式 | 強制空冷4ストSOHC2バルブ単気筒 |
総排気量 | 124cc |
最高出力 | 6.9kW(9.4PS)/7000rpm |
最大トルク | 10N・m(1.0kgf・m)/6000rpm |
燃料タンク容量 | 5.5L |
変速機形式 | Vベルト無段変速 |
タイヤサイズ(前・後) | 100/90-10 56J・100/90-10 56J |
ブレーキ形式(前・後) | シングルディスク・ドラム |
メーカー希望小売価格 | 32万4500円(税込) |