(※webサイト ロレンス 2020年4月26日の記事より)
意外と困るヘッドガスケット!!
旧いバイクをレストアしたり、整備しているとき、新品のヘッドガスケットが入手できなくて・・・ということで困ったりすることは、ままあります。メーカー純正品も社外品も入手できないときは、自作するか特注するしかないです。
クランクケースやカバーのガスケットは、シートから切り出せば良いので比較的簡単です。しかし燃焼室の気密を保たないといけないヘッドガスケットは、金属が使われることもあって自作がかなり面倒です・・・。
今回の動画でミルヤードさんは、自作のカワサキZ1ベースの6気筒「スーパー6」用の銅ヘッドガスケットの作り方を紹介してくれます。絶版車のレストアや整備でヘッドガスケットが入手できず困っている方、またはボアアップなどで適合するヘッドガスケットが入手できない・・・とお悩みの方は、参考にしてみてはいかがでしょうか?

COVID-19大流行中の今、まずは手洗いが大事?
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材料となる銅板をバンドソーで切断します・・・。スピード調整に注意しましょう。
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シリンダーボア部を切り抜くために、このようにしてケガキを入れます。なるほどですね!
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シリンダーボア部の穴は、まずタケノコドリル(ステップドリル)で適度なサイズで穴あけ・・・。
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この穴開けツール、なかなか考えられた作りです・・・。
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最後は金バサミで、ぴったりのサイズに加工します。
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ヤスリ、リューターなどでボアを仕上げます・・・。
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このカッティングシートを使ったテンプレート作りは、なるほど!! と思いました(※個人の感想です?)。
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仕上げは焼きなまし・・・結婚している方は、キッチンでやるときは配偶者の方の不在を確認しましょう?
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動画の終盤では、6気筒シリンダーのベースガスケットの作り方を解説してくれます。
www.youtube.com約19分の大作!? ですが、機械いじり好きな方なら飽きさせない内容ですよ!?
銅ヘッドガスケットを自作したことがアマチュアホビイストの方なら、いかに薄い銅板を切り出し、穴開け加工するのが難しいのかよくわかると思います。私も昔、1972年型ホンダCB500FOUR用のヘッドガスケット作るときに苦労しました・・・(遠い目?)。
そんな思い出はさておき? ぜひミルヤードさんの匠の技を動画でお楽しみください!
Kawasaki Z1 Super Six Copper Gaskets - How it's Made 4
www.youtube.comまとめ:ロレンス編集部 宮﨑健太郎