人気の2カメラタイプの新作ドライブレコーダーは、フルハイビジョン画質で前後同時録画!
今年6月の道路交通法改正で、あおり運転が「妨害運転罪」として厳罰化された。極端に車間距離を詰めた追尾、執拗にパッシングやクラクションを浴びせることのほか、前方への急な割り込みや急減速、幅寄せといった運転行為も該当するので、転倒の心配があるオートバイ乗りにも朗報と言っていいだろう。
だが被害を受けても証拠がなければ立件は難しい。現実的にはスマホやドライブレコーダーに記録された動画を証拠として提出することが重要。自動車用は車内の様子も記録できる360度タイプが注目されているが、オートバイには前後を同時録画できる2カメラタイプのドライブレコーダーを強く推奨する。
KIJIMA ドライブレコーダー1080J
[本体液晶サイズ] 2.7インチ フルカラーLCD
[内蔵Gセンサー] 振動衝撃レベル5段階設定可能/OFF選択も可能
[ 録画サイズ ] HD 1080P(1920×1080 pixel)
[フレームレート] 30fps(LED式信号機には不対応)
[ 撮像素子 ] 200万画素 CMOS
■価格:3万3000円
オートバイ用品ブランドのキジマが2年前に発売したAD720は2カメラタイプの人気商品だが、新製品の『1080J』は解像度を1920×1080のFHD(フルハイビジョン)に高め、より鮮明な画質となった。
前後共通のカメラは200万画素のCMOSセンサーを採用し、対角136度(水平115度×垂直61度)の広角仕様。レコーダーと2.7インチ液晶モニターは一体式で、各種設定が確実に行え、記録動画をその場で再生することも可能。動画ファイルはMP4形式で、PCに取り込んで再生すれば周辺車両のナンバープレート文字もクッキリ見える。
記録メディアは最大256GBまでのマイクロSDで、最長記録時間は前後同時録画で12時間。これを超えると古い方から順に上書きされるため残量を気にすることはない。本体内蔵のGセンサーによって衝撃を感知した瞬間を含む動画ファイルは自動保存され、コントローラーを手元に装着しておけば、リモコンシャッターのように動画と静止画を記録することもできる。
オートバイ専用に開発されているだけに使いやすさは秀逸。あおり運転被害や事故の際には証拠として有効で、ツーリングやサーキット走行の動画も記録して楽しめる。実用性と趣味性を兼ね備えた製品だ。
FRONT(日中)
横長の画角で交差点などの周辺状況を含めた多くの情報が収まる。日付け、時刻(秒まで)も画面上に表示。FHD画質なのでPC上で拡大しても鮮明だ。
REAR(日中)
FRONT(夜間)
夜の新橋駅周辺。多くの光源があるため明暗差が大きいが、白トビは許容範囲内。23インチモニターで200%拡大表示してもシャギーは目立たない。
REAR(夜間)
実際の動画はコチラからご確認ください!
テスター太田安治の欲張りリクエスト
モニターでカメラアングル調整や各種の撮影設定が確実に行える。本体は付属のシリコンカバーで保護できるが、本体自体が防水構造になれば設置場所の自由度が増える。GPS機能付きの上位バージョンも期待しています。