ニンジャ650、Z650と同じルーツを持つパラレルツインユニットを採用するミドルスポーツクルーザーがバルカンS。軽量でスリムな車体を活かした走りと独特のパルス感はこのバイクならではの魅力。今回は2020年モデルに改めて試乗してみたぞ!
カワサキ「バルカンS」カラーバリエーション
2020年モデルは「メタリックマットミステリアスグレー(GY1)」1色の設定。
メタリックマットミステリアスグレー(GY1)
カワサキ「バルカンS」ライディングポジション・足つき性
シート高:705mm
ライダーの身長・体重:176cm・62kg
手前に引かれたハンドルと前過ぎないフォワードステップで、クルージング中の快適性とコーナーでの操作性のバランスを取っている。
足着き性は抜群に良好で、乗り降りも楽。身長150㎝台のライダーでも安心して扱えるだろう。
カワサキ「バルカンS」タンデム(2人乗り)チェック
パッセンジャー:木川田ステラ(163cm)
シートの座り心地はやや硬めですが、4000回転あたりからの振動が心地よく、スポーティーなペースでもタンデムを楽しめました。
踏ん張る事も、リラックスする事もできるステップ位置で、深めのニーグリップができ、ライダーの動きが分かりやすいし、距離が近い分、ライダーに捕まりやすく、安定感もしっかり得る事ができるので、体のホールドには不自由はありません。低回転域のパルスにはアメリカンらしさを感じますね。
カワサキ「バルカンS」各部装備・ディテール解説
文:太田安治、木川田ステラ、オートバイ編集部/写真:南 孝幸