写真・文:岩瀬孝昌(編集部)
『ミドルクラス』という枠に収まらない孤高のアルペンマスター
海外で『アルペンマスター』という異名を持っていたほど、ヨーロッパを中心に人気を博した「初代Vストローム650」が登場したのが2004年。
それまで日本では逆輸入モデルとして乗ることはできましたが、2013年に正式に国内モデルが発売されると、日本でもたちまち大ヒットモデルとなりました。
さらに2017年にフルモデルチェンジされ、当時のVストローム1000シリーズと共通のデザインとしてスタイリングを一新。
スズキのレジェンドバイクのひとつ「DR-BIG」を彷彿とさせる、現在のいわゆる“クチバシスタイル”になりました。
超が付くほどオフロード好き編集部の私(イワセ)は、このクチバシスタイルになったVストローム650と、2020年カラーの“スズキイエロー”が好みでたまりません(笑)
だって、ひと目でVストローム! って分かるデザインだし、どこへでもいけそうなアドベンチャースタイルが抜群にカッコイイから!
タンクシュラウドをブラックにしたのもナイスデザインです。
(下に続きます)
好みで選べる2タイプ「STD」と「XT」はどこが違う?
このVストローム650シリーズには「スタンダートモデル」と「XT」の2タイプがラインアップされています。
2020年モデルは「STD」と「XT」でそれぞれカラーが異なり、同じカラーがないんです。
価格は「STD」が92万4000円、「XT」が96万8000円で、4万4000円の価格差がありますが、それぞれどこが違うのでしょうか?
今回は「XT」の仕様を基準にして解説していきたいと思います!