スズキの『Vストローム650』の上級モデルとなる『Vストローム650XT』の違いってどれくらいあるんでしょう? これがまた、とても4万4000円の価格差で収まるレベルじゃありませんでした……

写真・文:岩瀬孝昌(編集部)

Vストローム650『XT』の装備が豪華すぎる!

画像1: Vストローム650『XT』の装備が豪華すぎる!

Vストローム650シリーズは「STD」と「XT」共に、フロントは19インチですが「XT」にはスポークホイールが採用されています。

ワイヤースポークにすることによって適度なしなりが生まれ、路面からの衝撃を上手にいなしてくれるため、スタンダードのキャストホイールよりオフロードの走破性が高いんです。

画像2: Vストローム650『XT』の装備が豪華すぎる!

XTのタイヤはトレイルランも想定されたブリジストンの「BATTLAX ADVENTURE A40」を履いています。

これがオンロード性能を損なうことなく、ちょっとしたダートなら気負うことなく走れる乗り味に、大きく貢献してくれています。

リアタイヤは17インチですが、スポークホイールにも関わらずチューブレスタイヤを履くことができるので、タイヤの選択肢も広がりますね。

画像3: Vストローム650『XT』の装備が豪華すぎる!

XTにはV-Stromロゴ入りの「アンダーカウル」が標準で装着されています。

軽くて頑丈なABS樹脂製で、飛び石などからエンジンを守ってくれますし、全体のデザインにもマッチしていて抜群にカッコイイ!

XTではない、Vストローム650ではオプションパーツ扱いとなり2万4200円で購入することができますが、XTは標準で装備されているのでやっぱり嬉しいですよね。

画像4: Vストローム650『XT』の装備が豪華すぎる!

また、XTにはハンドルに当たる走行風を和らげてくれる「ナックルガード」が標準装備されています。

走行風の軽減以外にもダート走行時の泥除けになったり、万が一の転倒時にレバーや手を守ってくれたりと、機能面でも役立ってくれます。

これを付けることで“アドベンチャー感”が更に増しますし、寒くなるこれからの時期にも重宝しますから、個人的にはハンドルガードは絶対付ける派です(笑)

画像5: Vストローム650『XT』の装備が豪華すぎる!

以上のようなところがスタンダードとXTの大きな違いですが、ホイール形状で「STD」がオンロード向き、「XT」がオフロード向きと区別するよりも、「XT」は様々なパーツが標準で装着された“グレードアップモデル”と捉えた方が選びやすいかもしれませんね。

何台もバイクを乗り継いだベテランライダーが好む至極の乗り味

現行車のVストロームシリーズには、リッタークラスの「Vストローム1050/XT」、ミドルクラスの「Vストローム650/XT」、250クラスの「Vストローム250」の3機種がラインアップされています。

画像1: 何台もバイクを乗り継いだベテランライダーが好む至極の乗り味

その中でもVストローム650シリーズは、私の周りで乗っているライダーが本当に多いんです。

しかも、その多くのライダーが、いくつもの車両を乗り継いで、バイクの是非を知っている『ベテランライダー』ばかり。

Vストロームシリーズの中でも650が最初に発売されたこともあるかと思いますが、650に乗ってみるまでは「なんで650がこんなに多いんだろう?」と、少し疑問に思っていたほど。

画像2: 何台もバイクを乗り継いだベテランライダーが好む至極の乗り味

でも、その疑問はVストローム650に乗ってみて、すぐに払拭されました。

シンプルに、バイクとしての『総合的な創りが素晴らしい!』

単純ですが、この言葉しか思いつかない(笑)

(下に続きます)

画像3: 何台もバイクを乗り継いだベテランライダーが好む至極の乗り味

大きすぎず小さすぎない車体、軽くてパワフルなエンジン。長距離を走っても全く疲れない乗り味、どこでも走れそう!って思えるディメンションなどなど…。

大型免許で乗れるアドベンチャーモデルとして、100万円以下で手に入れることができる価格も含め、Vストローム650の「ココがいい!」と説明するよりも、車体トータルで素晴らしいバランスに仕上がっているんです。

画像4: 何台もバイクを乗り継いだベテランライダーが好む至極の乗り味

次回は街乗り&ワインディングでの乗り味を検証してみたいと思います!

NEXT▶▶▶スズキ『Vストローム650XT』が持つパーフェクトバランスとは?

スズキファンのためのWEBサイト!

This article is a sponsored article by
''.