びっくりするニュースが届きました! MotoGP・アラゴンラウンドのスタートを目前に、バレンティーノ・ロッシ(モンスターヤマハ)が声明を発表。それがなんと「コロナウィルスに感染してしまった」という内容だったのです!
上のメッセージ、簡単に訳するとこんな感じです。
今朝起きたらなんか調子が悪くて、関節が痛くて微熱があったんだ。
それで、すぐにドクターに連絡を取った。僕が2度、検査を受けたドクターをね。
そうしたら火曜にやった「クイックPCRテスト」は陰性だったんだけど、きょう木曜の16時に届いた2度目のテストは、残念ながら陽性だった。
アラゴンGPを欠場しなきゃいけないなんて、本当に残念。気分はまだ楽観的で元気だけど、アラゴン02も出ちゃダメって言われるだろうなぁ。悲しいよ、怒ってるよ。だってルールを守ってきちんと感染拡大防止の生活をしていたし、1回目のテストは陰性だったのに……。
ル・マンからこっちに来てから誰とも接触せずにひとりでいたのに。
でもしょうがないね、この状況を変えられるわけじゃないし。いまはドクターのアドバイスをきちんと守って、回復することを願ってる!
(バレンティーノ・ロッシ)
ロッシは今シーズン、ちょっと波に乗れない状態にいます。前戦ル・マンまで、3連続転倒リタイヤ。第3戦ヘレス02では3位表彰台に上がったものの、ノーポイントレースが4つあり、すでにチャンピオン争いからは完全に脱落。
それでも、つい先だっては2021年シーズンの去就を発表、ヤマハ契約のまま、ヤマハのサテライトチーム「ペトロナス スプリンタレーシング」に移籍、愛弟子でもあるフランコ・モルビデリとチームを結成する、というものです。さぁ心機一転、ヤマハファクトリーチームにいるうちに、もう1回優勝して置き土産にして……なんて考えていたはずです。だから、余計に残念ですね……。
日本では、やや沈静化しているようにも見える?そうでもない?という状況の新型コロナウィルス感染拡大ですが、MotoGP界はもちろん、ヨーロッパでは依然として猛威を振るっていて、第2波、第3派のタイミングに来ているようです。
ロッシの感染が他に影響を及ぼすことなく、このままシーズンが進んでいくことを願ってます!
Vale get well soon!
写真/motogp.com 文責/中村浩史