ドゥカティスクランブラーのニューモデルが2機種、日本で11月6日に発売された。それぞれの特徴を紹介しよう。

スクランブラー1100の新たなバリエーションが日本上陸

クラシカルで軽快、そしてエレガントなスタイルが魅力なイタリアン・ネイキッドスポーツとして人気のドゥカティ・スクランブラーシリーズ。そのフラッグシップモデルであるスクランブラー1100に、2021年モデルで新たに長いツーリング旅行も快適にこなせる上級モデルとして、スクランブラー1100PROと1100スポーツPROの2モデルが登場。

すでに本国では2020年1月に発表されていたこのモデルだが、ついに日本国内でも2020年11月6日から発売がスタートした。

画像1: スクランブラー1100の新たなバリエーションが日本上陸

デビュー以来、スクランブラーシリーズの共通コンセプトとして掲げられている「Land of Joy」の世界を、さらに体現するためのモデルとして開発された1100PRO。

画像2: スクランブラー1100の新たなバリエーションが日本上陸

特徴的なヘッドライトや燃料タンクが目立つクラシカルなスタイルや、パワフルな1079cc空冷Lツインエンジン、スリムなトレリスフレームという1100の特徴はそのまま。右2本出しのアップマフラー、スイングアームに片持ちマウントされたナンバープレートホルダー、快適性を向上させた専用シート、ツートーンの専用ボディカラーが与えられて、力強さとプレミアムな雰囲気を強調。

画像3: スクランブラー1100の新たなバリエーションが日本上陸

クラシカルな雰囲気を持つモデルだが、装備は最新モデルと変わらない内容。専用チューニングが施されたドゥカティ・トラクション・コントロール(DTC)に加え、あらゆるコーナーで安全性を確保するコーナリングABSと、最新の電子制御制御デバイスでライダーをサポート。3段階を選択できるライディングモードも装備し、幅広い状況で快適にライディングを楽しめる。

よりスポーティな「1100スポーツPRO」も

画像: よりスポーティな「1100スポーツPRO」も

1100PROの上級グレードという位置付けにあるのが1100スポーツPRO。サスペンションがオーリンズ製にグレードアップされているのをはじめ、低く構えたハンドルにカフェレーサー的なバーエンドミラーを装備し、ダークでワイルドなイメージの専用のボディカラーも採用。ルックスでも走りでもスポーティさを強調したモデルだ。

この2台、気になるお値段は…

画像: この2台、気になるお値段は…

スクランブラー1100PRO、スクランブラー1100スポーツPROの両モデル共に、気になるお値段は、1100PROが156万9000円(税込)、1100スポーツPROが169万9000円(税込)となっている。

ドゥカティスクランブラー1100PROの主なスペック

【全長×全幅×全高】2190×895×1330㎜
【ホイールベース】1514㎜
【最低地上高】NA
【シート高】810㎜
【車両重量】206㎏
【エンジン形式】空冷4ストSOHC2バルブL型2気筒
【総排気量】1079㏄
【ボア×ストローク】98×71㎜
【圧縮比】11:1
【最高出力】86hp/7500rpm
【最大トルク】8.9kgm/4750rpm
【燃料供給方式】FI
【燃料タンク容量】15L
【ステアリングヘッド角/トレール量】24.5度/111mm
【変速機形式】6速リターン
【ブレーキ形式 前・後】φ320㎜ダブルディスク・φ245㎜ディスク
【タイヤサイズ 前・後】120/70ZR18・180/55ZR17

まとめ:小松信夫

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