2020年11月11日、ドゥカティは「ディアベル」シリーズの新たなモデルを発表した。

Xディアベルの新たなバリエーションモデルが2機種登場

画像: Xディアベルの新たなバリエーションモデルが2機種登場

軽量で高剛性なトレリスフレーム、デスモ機構を備えた水冷Lツインエンジンといった独自のメカニズム、そしてイタリアンらしい機能美といったドゥカティの歴史と最新技術を元に生み出された、プレミアムでエキサイティングなクルーザーがディアベルシリーズだ。

快適性とスポーツバイクにも負けない動力性能を両立し、しかも美しくも独創的なデザインを備えることで、世界の多くのライダーから注目を集めてきた。そして新たなエンジンや電子制御デバイスなど最新技術を取り入れてモデルチェンジで進化を続け、さらにXディアベルをラインアップに加えてきた。

そのXディアベルに、2021年モデルで新しい2つのバリエーションモデルが登場。Xディアベル・ダークとXディアベル・ブラックスターが追加された。

ドゥカティ「Xディアベル・ブラックスター」の特徴 

よりクールでスポーティに変身

Xディアベル・ブラックスターは、4輪の最新スーパースポーツカーの世界にヒントを得たカラーリングと装備を与えられたモデル。

この専用デザインのカラーリングは、グレーとマットブラックをクリアに交差するラインで組み合わせ、タンクに印象的なレッドのアクセントを加えたもの。強い存在感を備えるXディアベルのスタイルをよりクールなイメージに変身させる。

画像1: ドゥカティ「Xディアベル・ブラックスター」の特徴

もう一つの特徴は鍛造ホイールが装着されていること。グロスブラックに塗装されたこのホイールは、足元をシャープに引き締めるのと同時に、スタンダードモデルと比較して2kgの軽量化も達成。Xディアベルのクルーザーらしからぬ優れたハンドリングをさらにスポーティにしている。

画像2: ドゥカティ「Xディアベル・ブラックスター」の特徴

搭載されるテスタストレッタDVT 1262エンジンは、サイレンサーのレイアウトを変更した新しい排気系も得てユーロ5対応を果たしながら、最高出力は8PSアップの160PSにまでパワーアップ。

シート下に見えるシリンダーヘッドカバーが赤く塗られているなど、細かなディテールにもこだわってドゥカティらしいスポーティさも表現。

画像3: ドゥカティ「Xディアベル・ブラックスター」の特徴

ドゥカティ「Xディアベル・ダーク」の特徴

Xディアベルシリーズのエントリーモデル

もう1台のXディアベル・ダークは、シリーズのエントリー・モデルという位置付け。“最大限にシンプルにする”というドゥカティのデザイン・コンセプトに基づいて、20年以上にわたってドゥカティの各モデルに設定されてきたマットブラックカラーが採用された。

画像1: ドゥカティ「Xディアベル・ダーク」の特徴

しかもタンクなどの外装パーツをはじめ、フレームやエンジン、サスペンションといった機能パーツなど、細部に至るまで徹底してマットブラック仕上げで統一することで、Xディアベルの魅力的なスタイリングを際立たせている。

画像2: ドゥカティ「Xディアベル・ダーク」の特徴

なお2021年のXディアベルは、慣性測定ユニットのデータをもとに高い精度でコントロールされる、コーナリングABS、ドゥカティ・トラクション・コントロール(DTC)、ライディング・モード、クルーズ・コントロール、ドゥカティ・パワー・ローンチ(DPL)など、ライダーを支援する多彩な電子制御デバイスも装備され、快適で安全なライディングが可能だ。

Xディアベル ダークの主なスペック

【全長×全幅×全高】NA×NA×NA㎜
【ホイールベース】1615㎜
【最低地上高】NA
【シート高】755㎜
【車両重量】249㎏
【エンジン形式】水冷4ストDOHC4バルブL型2気筒
【総排気量】1262㏄
【ボア×ストローク】106×71.5㎜
【圧縮比】13:1
【最高出力】160hp/9500rpm
【最大トルク】13.0kgm/5000rpm
【燃料供給方式】FI
【燃料タンク容量】18L
【ステアリングヘッド角/トレール量】30度/130mm
【変速機形式】6速リターン
【ブレーキ形式 前・後】φ320㎜ダブルディスク・φ265㎜ディスク
【タイヤサイズ 前・後】120/70ZR17・240/45ZR17

まとめ:小松信夫

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