ヤマハ「トリシティ300」各部装備・ディテール解説

スタンディングアシスト機構を初採用!
乗車時や取り回し時に便利な自立機構、スタンディングアシストを採用。一定の条件下でスイッチを押すとパラレログラムリンク。上部アームに装備した専用キャリパーが作動。ディスクが固定され、車体の傾きを制限する。
逆三角形を2つ重ねた「レイヤードトライアングルコンストラクション」を採用。高い防風性を確保しながら上質な雰囲気を演出。

シンプルなデザインのメーターは水平基調のレイアウトで視認性は十分。外気温計やスタンディングアシストインジケーターも備わる。

動力性能と環境性能を高次元で両立させた「ブルーコア」ユニットは292㏄。FIセッティングは市街地走行にも配慮したものとなっている。

座り心地に優れた肉厚の大型シートを採用。滑りにくい表皮にはダブルステッチもあしらわれ、高い質感も実現している。

容量45Lのトランクスペースにはヘルメットを2個収容可能。トランク内部にはLED照明も備わり、夜間での使用も安心。

トランクスペースを最大限確保するため、テールランプは左右分割式のLEDを採用。グラブバーも大型のものを装備する。

電源ON/OFF、エンジン始動/停止、フューエルリッドロック解除などが可能となる、便利なスマートキーシステムを標準装備。

リーンの中心軸と左右の前輪の操舵の中心軸を分け、それぞれ最適な位置を確保するLMWアッカーマン機構をナイケンに続いて採用。

タイヤはBSと共同開発した専用品の「バトラックスSC」を装着。フロントディスクは267㎜という大径のものをデュアルで装備する。

左スイッチボックスにはスタンディングアシストスイッチを備える。解除はスイッチでもスロットルONでも可能となっている。
文:太田安治、木川田ステラ、オートバイ編集部/写真:南 孝幸