イタリアンメーカーのコラボで生まれたドゥカティ「ディアベル1260ランボルギーニ」
イタリアを代表する二輪車メーカーのドゥカティ。そして高級スポーツカーで知られるランボルギーニ。どちらもイタリアで「モーターバレー」と呼ばれる自動車産業の一大地域、エミリア・ロマーニャ州に拠点を置いています。
今回誕生したドゥカティ「ディアベル1260ランボルギーニ」は両社によるこだわりやポリシーが詰まった一台です。
ベースとなっているバイクは、ドゥカティが誇るスポーツクルーザー「ディアベル1260S」。搭載する「テスタストレッタDVTエンジン」はL型2気筒で、排気量は1262cc、最高出力は162PS/9500rpm・最大トルクは13.2kgm/7500rpmを発揮。
そんなディアベル1260Sに、ランボルギーニが2019年発表したハイブリッドV12エンジンを搭載するスーパースポーツカー「シアンFKP 37」のイメージを組み込み生まれたのが、今回のドゥカティ「ディアベル1260ランボルギーニ」です。
ボディカラーには、シアンFKP 37と同一の特徴的な「ジーア・グリーン」を採用。
カラーのみならず、シアンFKP 37を想起させる専用の鍛造ホイールを搭載。さらに、カーボンファイバー製エアインテークやラジエーターカバーも装備。
くわえて、サイレンサーカバー、スポイラー、センター・タンクカバー、シートカバー、フロント&リアフェンダー、ダッシュボードカバー、ヘッドライトフレームもカーボンファイバー製となっています。
ドゥカティ「ディアベル1260ランボルギーニ」は世界630台限定生産
シアンFKP 37は、ランボルギーニが設立された1963年にちなんで63台の限定生産車となりました。ディアベル1260ランボルギーニも、この数字を取り入れ、その10倍の630台が限定生産されます。
ドゥカティジャパンによれば、日本での発売も予定しており、発売時期は2021年春以降となるとのこと。現時点で価格は発表されていません。
ドゥカティ「ディアベル1260ランボルギーニ」主なスペック
ホイールベース | 1600mm |
シート高 | 780mm |
車両重量 | 246kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブL型2気筒 |
総排気量 | 1262cc |
ボア×ストローク | 106×71.5mm |
圧縮比 | 13.0 |
最高出力 | 119kW(162PS)/9500rpm |
最大トルク | 129N・m(13.2kgf・m)/7500rpm |
燃料タンク容量 | 17L |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター角 | 27゜ |
トレール量 | 120mm |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70 ZR17・240/45 ZR17 |
ブレーキ形式(前・後) | Φ320mmダブルディスク・Φ265mmシングルディスク |